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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■エルサレム入城 /関根弘興

2011年04月18日 | Weblog
2011/4/18放送

世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。

 イエス・キリストの生涯は新約聖書の福音書に記されていますが、特にイエス・キリストの最後の1週間に関して沢山のページが割かれ紹介されています。

 その1週間のスタートはイエス・キリストがエルサレムに入られる出来事から始まっています。それはユダヤ最大の祭り・過ぎ越し祭りの時期でした。このお祭りが近づくと世界中から入れ人たちが神殿のあるエルサレムに押し寄せ、沢山の人でごった返していたのです。 そのお祭りの時期にイエス・キリストはエルサレムに入って行かれました。

 しかしその姿は少し奇妙な姿でした。なぜならイエス・キリストは子ロバばに乗ってエルサレムに入られたからです。白い馬にまたがって颯爽と入られるのなら何か勝利者にふさわしい王様にふさわしい姿です。しかし子ロバとは何とも貧弱な感じがいたしますよね。

 当時馬は軍事目的のために使われていました。兵隊は馬に乗り戦いに出かけ、戦いに勝った時には堂々と馬に乗って凱旋の行列をするわけです。一方、ロボはいかにも頼りなさそうな家畜です。しかし実はロバは平和を表す家畜として、また柔和な姿を表す家畜として象徴的に用いられていたのです。

 イエス・キリストは馬ではなくロバに乗ってエルサレムに入って行かれました。それはイエス・キリストが軍事的な目的ではなく平和の君としてエルサレムに入ることを示していたからすね。

 旧約聖書の中に登場するゼカリヤという預言者は救い主がこられることをこのように預言しています。
 「シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。」(ゼカリヤ書 9章9節) 

 イエス・キリストがどうして子ロバに乗ってエルサレムに入られたのか、それはイエス・キリストこそが旧約聖書で預言されていた救いであることを示すためだったんですね。そして預言者ゼカリヤは、「この方は正しい方であり救いを賜る方である。そしてこの方は柔和な方なのだ。」と記しています。このイエス・キリストがご自分の最後を遂げるためにエルサレムに子ロバに乗って入っていかれました。それは人々の罪を身代わりに背負うためであり、赦しの道を開くためでした。子ロパに象徴されるように、イエス・キリストは一人一人に本当の平和を与えるために来てくださったのです。

 (PBA制作「世の光」2011.4.18放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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