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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■尽きることのない憐れみ

2010年05月29日 | Weblog
2010/5/29放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 山中直義です。

 人は誰でも取り返しのつかないような過ちを犯すことがあります。 旧約聖書創世記に登場するアブラムも、そんな過ちを犯したことがありました。

 彼はその妻サライの女奴隷ハガルとの間に子どもを設けてしまいました。 妻のサライも女奴隷ハガルも同意した上でのことではありましたが、アブラムはその時、神様の約束 ---子どもは必ず与えられるという約束--- を待つことができませんでした。 そして妻以外の者によって子どもを設けるという大きな過ちを犯してしまったのです。

 さて、自分が身ごもったことを知った女奴隷ハガルは女主人サライを見下げるようになりました。 そしてサライとハガルの間に深い確執が生まれ、サライからひどい仕打ちを受けるようになった身重のハガルはとうとうサライのもとから逃げ出した、と聖書は言います。 

 当然と言えば当然のこの結果をアブラムはどうすることもできなかった、と言います。 アブラムが神様(の約束)を信じて歩むようになって(ハガルが身ごもるまで)10年。 彼は今なお神様を信じきれない、そんな自分の姿を思い知らされることになりました。 そして自分の不信仰が招いたこの取り返しのつかない過ちに悩み苦しむことになりました。

 しかし、そんなアブラムを神様はなおも憐れみ、救いの手を伸ばしてくださった、と聖書は言います。 荒野にいた女奴隷ハガルに主の使いが現れ、彼女を慰め励まし、アブラムのもとに帰るように導いてくださったのです。 またハガルから生まれてくるその子どもにも神様の豊かな祝福が与えられる、ということが約束されました。 

 人は誰でも取り返しのつかないような過ちを犯すことがあります。 しかし、だからと言ってそれですべてが終わりという訳ではありません。 人の思いを遥かに越えた神様の憐れみがあり、悔い改める者には赦しと再出発という奇跡がある。 アブラムに対する神様の憐れみは私たちにもそのことを教えています。 

 聖書のことば
 「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」 旧約聖書 哀歌 3章22節

       (PBA制作「世の光」2010.5.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblical.jp 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 東海福音放送協力会へ
            (自由ケ丘キリスト教会内)



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