♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■決してあなたを忘れない

2010年05月17日 | Weblog
2010/5/17放送

 世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。 

 えー、もう40年も前になるんですけれども、山内修一さんという方がシンガーソングライターとしてデビューしてですね、随分たくさんの歌を作りましたけれども、この方の作った歌の中で、『忘れないで』っていう歌がありますねえ。 今も森 祐理(ゆり)さんが歌ってくれたりしていますけども。 で、この歌が作られたその背景にはですね、山内さんが松本少年刑務所に慰問に行った時の経験から生まれたというふうに言われてるんですね。

 で、当時ここは最も悪質な犯罪者のまあ収容施設だったそうなんですけれども、ホールに整列させられた少年たちの瞳は無邪気に澄んでいて白シャツに白ズボン、丸坊主で笑い合う少年たちの笑顔はとっても印象的だったって言うんですけれども、ただちょっと違ったのは両腕からはみ出している幾人かの刺青だったそうなんですねえ。 今は何かファッションで入れてる人もいるようなんですけれども、ちょっとドキンとしたような感じだったらしいですねえ。 

 あのう聖書の中にですねえ、ちょっと不思議なことばがありまして、それはイザヤ書の49章という所に
 「女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。」で、そのあとに「見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。」(イザヤ書 49章15、16節)ということばがあるんですね。 

 たぶん羽鳥先生っていう方がおっしゃったと思うんですけれども、「神様はご自分の手のひらに刺青をしておられた」って(言って)、(それで私は)エッ?と思ったんですが、それは、あなたをちゃんと手のひらに刻んである、というこのことば(のこと)なんですね。 で、女が自分の乳飲み子を忘れるなんてことは考えられないという。 しかしたとえその女たちが忘れることがあってもこのわたしはあなたを忘れない。 その証拠にわたしの手のひらにはちゃんとあなたの名前が刻んである、というそういうことなんですね。 
 
 で、『忘れないで』っていうその歌ですけれども、私のことなんかとっくにあの人は忘れちゃったかなあとか、誰からも覚えられていないとか、ほんとにそういうふうであったならば非常に寂しい訳ですよね。 たとえ、しかし、誰が忘れてもわたしは決してあなたを忘れない、っていうふうにおっしゃってるお方がいる。 その方は手のひらに私の名前を刻んで、ちゃんと覚えてていてくださるんだという。 そのことを知りますならば、ほんとに私たちは愛されているんだということが実感できるのではないでしょうか。 

  ( PBA制作「世の光」2010.5.17放送でのお話しより)


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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