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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■祈りの生涯

2010年05月05日 | Weblog
2010/5/5放送

 世の光の時間です。 いかがお過ごしですか。 板倉邦雄です。 旧約聖書ネヘミヤ記は今日で終了します。 

 「ネヘミヤ」と聞きますと、エルサレム城壁の再建と宗教改革に取り組んだ人、という印象ですが、実はネヘミヤは祈りの人として生涯を過ごした人ではなかったでしょうか。 というのも、ネヘミヤ記はネヘミヤの祈りをもって始まり、祈りをもって終わっているからです。

 ネヘミヤ記の最後の節はネヘミヤの祈りのことばで終わっています。
 「神様、どうか私をあわれみ、心にお留めください。」 ネヘミヤ記13章31節(リビング・バイブル訳)

 ネヘミヤ記の1章は、ふるさとエルサレムの荒廃を聞いたネヘミヤが涙を流し、幾日も天の神様への祈りで過ごした、と書いてありました。
神様、・・・私の訴えに耳を傾けてください。 夜も昼もイスラエル国民のために祈っている私に、目をとめてください。」(1章6節 リビング・バイブル訳) そして数々の反対と困難の中でエルサレムの城壁を再建しました。 そして国民のために神殿礼拝と福祉を成し遂げたネヘミヤの最後の祈りがこのような祈りでした。
神様、どうか私をあわれみ、心にお留めください。

 祈りの変化に気づきましたか? ペルシャの宮殿に仕えていた時の祈りは「夜も昼もイスラエル国民のために祈っている私に、目をとめてください。」でした。 しかし、ふるさとへ帰ってからユダヤ地方の知事として困難な中での城壁の再建、そして宗教改革を成し遂げたあとの祈りはどうでしたか? 「神様、どうか私を憐れみ、心にとめてください。」 「人々のために祈っているこの私に目をとめてください。」という祈りから「この私を憐れみ、いつくしんで、あなたの目ではなく心にとめてください。」(へと。)

 素晴らしい仕事を成し遂げ、人々のために尽くしながら、ますます天の神様に対し心を低くする姿ではないでしょうか。 とにもかくにも人間として最も美しい姿と言われる祈りの生涯へあなたも歩み出しませんか? 旧約聖書の詩篇の119篇の祈りを紹介しましょう。

 「私は滅びる羊のように、迷い出ました。 (主よ、神よ、) どうかあなたのしもべを捜し求めてください。 私はあなたの仰せを忘れません。」 詩篇119篇176節

  ( PBA制作「世の光」2010.5.5放送でのお話より )

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