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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■たとい母が忘れても

2010年05月10日 | Weblog
2010/5/10放送

 世の光の時間です。 お元気でしょうか? 村上宣道です。 

 昨日の日曜日は母の日でしたね。 お母さんに感謝の気持ちをそれぞれ表わされたり、また亡き母を偲んだり、というふうな時を過ごされたでしょうか。 

 星野富弘さんの詩をちょっと御紹介したいんですけれども、この方はご存知の方も多いと思いますが、口に絵筆をくわえてですね絵を書き、また詩を書かれる。 この方は体育の先生でとっても元気な先生だった訳ですけども、その時の事故で全身が利かなくなって、口に絵筆をくわえて書くということしか(できない)手足が利かないまったくそういう状態の中に今もいらっしゃる訳ですけれどもね。 その方が作った詩にこういうのがあります。 

   神様がたった一度だけ
   この腕を動かして下さるとしたら
   母の肩をたたかせてもらおう

   風に揺れるぺんぺん草の
   実を見ていたら
   そんな日が本当に
   来るような 気がした 

 身体の不自由なその富弘さんをお母さんはどんなにか暖かく労(いた)わりながら助けてくださったかというそのお母さんの肩を、まったく今は手足が動かない訳ですけど、---自分の手足はですね---、でお母さんの肩をたたかせてもらいたい、というその気持ちですねえ、ぺんぺん草を見ながら。 ですからぺんぺん草の絵とともにこの詩が書かれている訳なんですけれども。 

 ま、それぞれお母さんの暖かいそのような愛というものを感じていらっしゃる方が多いかなあと思いますよね。 でも、中には、私は母の愛を、不幸にしてあんまり良く知らずに育ってしまった、っていう方もいらっしゃると思いますよね。

 聖書の中にこんなことばがあります。 
 「女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。 見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。」(イザヤ書 49章15、16節)ということばがあるんですね。 

 最近は母親でも子どもを捨てたりというふうなこともニュースになったりします。 「たといどんなことがあったとしても、でもわたしは決してあなたを見捨てない。あなたを忘れることはない。」というふうに書いてある。 

 私たちはお母さんの愛は本当にありがたいのですけれども、それよりもはるかに勝る暖かい愛をもって私たちを愛し続けておってくださるまことの神様を知っていただきたい。 そう思いますね。 

  ( PBA制作「世の光」2010.5.10放送でのお話しより)

※星野富弘さんのプロフィール
 http://www.tomihiro.jp/profile/
 http://www.tomihiro.jp/study/at_rep060604.htm
 「1970年6月、中学校の体育教師になって間もなくのこと。放課後のクラブ活動で空中回転の指導中、誤って頭部から落下。頸髄を損傷し、手足の自由を奪われる。」

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-
2196 へ



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