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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■上の恵みの尊さ

2010年05月07日 | Weblog
2010/5/7放送

世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 この金曜日の放送は時々、詩篇からの学びをさせていただいています。 今月もこの旧約聖書に記された詩篇、人の心の痛みや思いを深みから表現する詩篇を味わってみたいと思います。 今日の詩篇は36篇です。 7節をお読みします。 
 「神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。人の子らは御翼の陰に身を避けます。」 

 この詩篇の作者はイスラエルの王ダビデでした。 しかし彼は自らを「神のしもべ」と表現しています。 どんなにこの地上における権力と富を所有し、人々を動かせるような立場にいようとも、その王も神のしもべでしかありません。 そしてこの王ダビデは「あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。」と語っています。 「恵み」という表現は聖書によく出てきますが、それは受けるに値しない人間が神から特別な憐れみと祝福を受けることを意味しています。

 王ダビデは大きな罪を犯しました。 ある女性を自分のものとするためにその夫を殺し、女性を自分のものとしたからです。 彼は殺人者でした。 当時の多くの王は平気でそのようなことを行っていました。 しかし神を知るダビデは異なっていました。 自分の罪を知らされた時、彼はその罪を心から悔い改めたのです。 

 この詩篇36篇の最初の部分でダビデは自分の罪深さを表現しています。 そして罪の告白に伴う罪の赦しを経験し、神の御翼の陰に身を避ける平安を味わいました。 それは受けるに値しない特別な憐れみでした。 だからこそ「神よ。あなたの恵みは、なんと尊いことでしょう。」とダビデは詠っています。

 そして続けてこう詠います。 「私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。」(9節) ダビデは神の光のうちに自分の人生の光を見出したのです。

 あなたも、この神の光のうちにあなたの人生の光を見ることができます。 神は大いなる恵みを用意して、あなたが罪を悔い改めるのを待っておられるからです。 

 それではまた聞いてください。

   (PBA制作「世の光」2010.5.7放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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