glee(米国TVドラマ)が4月7日(土)22時55分からNHK
Eテレで放送を始める。
すでに昨年BSで放送され、この3月には続編のglee2がやはりBSで一週間ほどでまとめて全部というかなり乱暴なオンエアがされた。
それはともかく、今回は録画も残して、ゆっくり楽しもうと思っている。
gleeは日本のグリークラブの連想から、合唱団のことと思っていたが、むしろミュージカルのコーラス・グループといったほうがよく、ダンスもかなりやるし、レパートリーもこのドラマでは半世紀以上前のジャズのスタンダード・ナンバーから、その後のロック、リズム・アンド・ブルースのヒット曲、最近のものではレディ・ガガ、フローレンス・アンド・ザ・マシーンまで、実に広い。
高校生の部員たちは、アメリカで生活している多くの人種、そして性的嗜好、様々なハンディキャップを持つものを網羅している。アメリカの映画やドラマではこういう風にバランスをとることが暗黙のルールになっているのでは、と最近想像している。
そして、ヒーロー、ヒロイン的な性格の役は皆無、みなかなりいやな面を持っていて、好感度は低い。そしてドラマ自体としては、最近の日本のドラマと比べても下品でくだらない。
それでも、各編何度も出てくる歌の場面では、それがすぱっとなくなる。それが一つの狙いなんだと思う。
この人たちはプロだそうだが、始まった当初から有名な人たちではないようで、ここらがアメリカのレベルの高さだろうか。
次から次へと出てくる歌の中に、魅力を発見できるものがいくつもあって、ヴォーカルを習っている身としては、今後の課題曲を選ぶ際、選択肢が広がるのは楽しい。