王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

今上陛下 傘寿をお迎え

2013-12-23 08:01:02 | 天皇家
天皇陛下80歳…「先の戦争」最も印象に(読売新聞) - goo ニュース

今日23日今上陛下が80歳のお誕生日をお迎えになりました。
お誕生日オメデトウございます。

80を漢数字で書くと八十となり傘の字に見立てて傘寿と呼ぶそうです。
これに先立ち皇居で記者会見された模様が今朝のTVニュースで流れました。
浜爺が印象に残ったお言葉は:
先の戦争(昭和20年敗戦)で大勢の日本人が犠牲になった事に触れ「夢を持って生きてきた多くの人々が若くして命を失った事は本当に痛ましい」と哀悼の意を表された事
二つ目は「皇后が寄り添って支えてくれ安らぎを覚え天皇の役割を果たそうと努力できた事を幸せだと思った」
三つ目は昨年から仕事も軽減され「制約を受けつつ役割を果たしてゆきたい」等です。

毎年書いていますが一族の長が80歳になったら息子夫婦が後を継いで両親に少しでも楽をしてもらう様にするのが自然だと思うのです。
俗にいう楽隠居ですよ。寒い日には朝ゆっくり起きて夜は早く寝る。仕事は気が向いたことだけやる。なんて具合です。

今上陛下は先帝昭和天皇の薫陶を深く受けておられますので天皇の進退を規制する法を厳守するお立場であろうと拝察します。
そうなれば皇室典範他を変えるのが「立法者である国会議員それも与党の責任」だと思うのですがね」

すでに天皇皇后両陛下には死後火葬を希望され新しい御陵の形まで構想をお持ちだとか。
そうなるまでに摂政を設けるのか生前でのご退位を考えるのかそんな先の話ではありません。
悩ましいですね。
取敢えず健康でお過ごしください。


写真:両陛下

読売新聞:
天皇陛下は23日、80歳( 傘寿 ( さんじゅ ) )を迎えられた。

 これに先立ち、皇居・宮殿で記者会見し、80年を振り返り最も印象に残っていることとして「先の戦争」を挙げられた。天皇という立場について「孤独とも思えるもの」と自ら明かしつつ、「結婚により、皇后が寄り添ってくれたことに安らぎを覚え、これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています」と述べられた。

 陛下は、即位10年の記者会見で、「私は戦争のない時を知らないで育ちました」と話されている。3歳だった1937年7月に盧溝橋事件が起き、終戦は11歳の時だった。

 今回の会見で陛下は、昭和戦争で310万人の日本人が犠牲になったことに改めて触れ、「夢を持って生きていた多くの人々が若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限りです」と述べられた。戦後、平和と民主主義を守るべき大切なものとして憲法を作り、荒廃した国土の復興に尽くした人々に「深い感謝の気持ち」を示された。

 陛下は皇后さまと、沖縄や硫黄島、米サイパンなどへ慰霊の旅を続け、被災地にも多く訪問されている。会見では、「大きな災害にも人と人との絆を大切にし、冷静に事に対処する人々が育っていることを本当に心強く思っています」と話された。

 これからの人生についてとの質問に対し、「すでに80年の人生を歩み、やや戸惑っています」と話した上で「年齢による制約を受け入れつつ、できる限り役割を果たしていきたいと思っています」と述べられた。

 宮内庁は、陛下の80年の歩みを振り返るDVDを、初公開映像も盛り込んで製作。23日から「政府インターネットテレビ」で公開するほか、DVDは販売もされる。

 ◆傘寿=「傘」の略字が「八十」と読めることから、80歳のことを指す。77歳の「喜寿」や88歳の「米寿」などと並んで、長寿の節目の年としてお祝いが行われることが多い。
(引用終わり)


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1 コメント

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 (RYU)
2014-02-25 09:37:51
管理人様、こんにちは。

皇室の存在が身近になって来たご時勢において、専門家ではなく、庶民感覚を保つ事によって、世論からずれない事は、個人として生きていく処世術、という以上に、こうした公人においては、公共を護持する努力ですらある、涙ぐましいものであると思います。

仁の枯れた指導者であったり、自分の言葉を持たないコピー=遺訓に頼る、というのはもはや人間ではありません。戦後民主主義において、平和を享受しながらも、安定を勝ち取る為の、インテリジェンスであったり、私権との共存方法を探る動きがあって然るべきだと思います。

民主党のように政界の落ち零れであっても、為すべき事があると思います。金丸や小沢のような政治家が待望されているとは思いませんが、与党の中から慣習や序列を打ち破る人が出て来て欲しいと思います。まさに、今上陛下の姿勢からは、自ら改革する流動性の重要さを示されていると思います。長く続く老舗こそ、変化する時代への適応と変革を続けているのであって、変わらないもの、というコメントは正鵠を射ていないと思います。
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