15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、ここをクリック⇒前日比19ドル80セント(0.1%)安の2万8494ドル20セントで終えた。新型コロナウイルスの感染急増で英仏が外出規制などを強め、投資家心理を冷やした。ただ、米政府の追加経済対策への期待から景気敏感株などが買い直され、ダウ平均は下げ渋った。
解説にある通り、欧州での新型コロナウイルスの感染者増で外出規制などを強め、投資家心理を冷やしたそうです。政府の追加経済背策は大統領選終了まで具体化しないと先週は下げ要因だったのですがね。まあ上げの材料がないので下げに勢いを弱める働きくらいはしているようです。
写真:15日 NYのダウ平均 株価ボード
日経新聞:
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比19ドル80セント(0.1%)安の2万8494ドル20セントで終えた。新型コロナウイルスの感染急増で英仏が外出規制などを強め、投資家心理を冷やした。ただ、米政府の追加経済対策への期待から景気敏感株などが買い直され、ダウ平均は下げ渋った。
新型コロナの感染急拡大に対応し、フランスや英国が夜間の外出制限や会合禁止などの規制強化を打ち出した。米国でも多くの州で感染数が再び増える傾向となっている。世界経済の回復が遅れるとの懸念からアジア・欧州の株式相場が下落し、米株にも売りが波及した。ダウ平均は寄り付き直後に330ドルあまり下げる場面があった。
朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が89.8万件と前週から増え、市場予想(約83万件)も上回った。雇用の回復が鈍化し、労働市場の停滞が長引くとの見方も株売りを誘った。
売り一巡後は下げ渋り、午後には小幅高に転じる場面もあった。追加経済対策を巡ってトランプ米大統領が提案額を上積みし、ムニューシン米財務長官もコロナ対策などで野党・民主党に歩み寄る姿勢を示したと伝わった。市場では「選挙前は難しくても、いずれ政府支援がまとまる」(ミラー・タバックのマシュー・マリー氏)との楽観が聞かれた。
景気敏感株が総じて買われ、ダウ構成銘柄では銀行のJPモルガン・チェースや建機のキャタピラーなどが上昇した。15日朝に好決算を発表したドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの上げも目立った。
一方、株価指標面で割高感がある主力ハイテク株の下げは相場の重荷となった。大型経済支援の実現を見込んで、景気敏感株を買い、ハイテク株を売る持ち高調整が続いているとの指摘もある。フェイスブックが売られ、スマートフォンのアップルも下げて終えた。ソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも安い。
(以下省略)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます