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30日 中ロ外相、西側の制裁そろって批判 関係強化へ「一段と決意」

2022-03-31 09:36:15 | ロシア関連
昨日30日ロシアのラブロフ外相が中国を訪問し王毅外相と会談したそうです。
ロシアのウクライナ侵攻後、ロシアの高官が中国を訪問するのは初めてとの事だそうです。
それも政治的課題が大な外相の訪問に北京で無く安徽省とは微妙な場所の選択です?!
NHKは両者そろいの写真を添えて報道していました

バイデン大統領がブリュッセルやワルシャワを歴訪した後、中国の習近平主席と電話会談。その内容は「ロシアに軍事援助をするな。経済制裁の裏をかくな」との警告だったと推測されています。その為、日本ではあまり報道されませんが、数日後「中国の重慶国際空港をロシア方面に飛び立った貨物機3機が離陸後8時間も周辺を周回しついには重慶国際飛行場に着陸した」話を台湾系youtubu 開鍵時刻は報じていました。ロシア支援の為の軍需物資を満載して飛んだものの米軍の監視につかまり「積載品のマニフェスト=積み荷明細の提示」を求められ、党中央の許可を得るため時間が掛かった様です。「中国の中央紙が飛行機が飛んだ事実を報じた」そうですが、たかが貨物機の飛行キャンセルを何故党中央紙が報じたかと言えば、「ロシアに対する軍事援助はやったけど米軍の邪魔で果たせなかった」との面子を守る高等戦術だったとの事。
その後、ウクライナでの戦況が益々泥沼化し、ラブロフ外相が自ら出向き「軍事と経済」両方での援助を求めに来たと思われます。
米欧のウクライナ侵攻に対する介入は「自由で公平な民主主義勢力に対する非生産的行為」と強く反発を見せ、「両国の協力は一層堅くなった」と発表してますがはて? 中国が実際どこまでロシアの裏口から「軍需物資と生活用品などの物資」を送り込むかは良く分かりません。四川国際空港発の貨物機のロシアへの未着を考えるとこの外相会談で「その障害が排除された」とも思えません。習主席の腹の内はどうなのでしょう?
気になります。

写真:ロシア・中国外相〈ネットより)

ロイター:
[北京 30日 ロイター] - 中国の王毅外相は30日、ラブロフ外相との会談後、中国とロシアはウクライナ危機の中で二国間関係の発展と協力強化に関して「一段と決意を固めた」と述べた。
両外相は中国東部の安徽省で会談。王外相は「双方は二国間関係の発展に向け一段と決意を固め、さまざまな分野での協力推進に一層自信を深めた」と指摘。「両国首脳が達したコンセンサスの指針の下、中国はロシアと協力して新たな時代において中ロ関係をより高いレベルに引き上げる用意がある」とした。

また、中国のフェニックステレビによると、王外相は、中ロ関係は「国際的混乱の試練を克服」したとし、両国が「耐性を増した」関係を発展させる意思を強めたと述べた。
中国外務省の報道官は会見で「中ロ協力、覇権反対、安全保障の保護、平和達成への取り組みに制限はない」とし「中ロ関係は、非同盟、非対立的で、一切の第三者を標的としていない」と述べた。

ロシア外務省は「両外相はウクライナ情勢について徹底した意見交換をした。ラブロフ外相は王外相に特別軍事作戦の進捗状況やウクライナとの交渉状況を説明した。双方は、米国とその衛星国の違法で一方的な対ロシア制裁は非生産的な性質を持つと指摘した」と述べた。
両外相は「厳しい国際情勢」の中で外交政策の協調の強化し、国際問題について声をそろえて発言することで合意したとしている。
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