王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

大飯原発 運転差し止め 地裁判決 !!

2014-05-22 07:28:58 | 原発関連
大飯原発、運転差し止め=「具体的危険」認める―福島事故後初・福井地裁(時事通信) - goo ニュース

昨日21日午後3時過ぎにTVの画像の上に白いテロップで「運転停止」の速報が流れました。
福井県おおい町の関西電力大飯原発3,4号機の運転差し止めに福井地裁で「運転差し止め」の判決が出ました。
浜爺の様な市井の老人がこの訴訟の訴因とか判決に至る経過を敷いているわけではありません。

そこで「運転停止」の判決は画期的と思いますが先は長いですね。早速関電は「控訴」を検討と言ってますし、人格県として憲法が参照されている様ですから「最高裁」まで争われそうな案件です。

その上で素人が思うのですが、原告は「従来の安全基準」に照らして「再稼働」は危険で停止すべきと主張したのでしょうか?
福井地裁は「関電の想定した地震動」は十分でないと断じたようです。菅官房長官の談話も「新規制基準に基づく審査」に言及していますからこの「審査を3,4号機が通ったら」判決との関係はどうなるのでしょう?

また別の「再稼働停止」訴訟が起きそうな気がします。
しっかり見守らないといけませんね。


写真:判決の出た裁判所前

時事通信:
安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。

 全国の原発訴訟で住民側が勝訴したのは、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の設置許可を無効とした2003年1月の名古屋高裁金沢支部判決と、北陸電力志賀原発2号機(石川県)の運転差し止めを命じた06年3月の金沢地裁判決(いずれも上級審で住民側の敗訴が確定)に続き3例目。

 大飯3、4号機は昨年9月に定期検査のため運転を停止。関電は再稼働に向け原子力規制委員会に審査を申請し、新規制基準に基づく審査が続いている。

 審理では、関電が想定した「基準地震動」(耐震設計の目安となる地震の揺れ)より大きい地震が発生する可能性や、外部電源が喪失するなど過酷事故に至ったときに放射能漏れが生じないかなどが争点となった。

 大飯原発3、4号機をめぐっては、近畿の住民らが再稼働させないよう求めた仮処分の申し立てで、大阪高裁が9日、「原子力規制委員会の結論より前に、裁判所が稼働を差し止める判断を出すのは相当ではない」などとして却下していた。

 脱原発弁護団全国連絡会(事務局・東京)などによると2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、全国で住民側が提訴した原発の運転差し止め訴訟は少なくとも16件あり、福井訴訟が事故後初めての判決となった。
(引用終わり)
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