王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

徳之島 反対集会に1万5千人

2010-04-19 08:03:36 | 政治
反対集会に1万5000人=「島の未来、壊さないで」-普天間移設・鹿児島徳之島(時事通信) - goo ニュース

昨日18日徳之島で「普天間基地移設反対の大集会」が開かれたと様子をTVニュースで見ました。
TV局によっては「島民が手作りのプラカードにーー」と地元の反対盛り上がりを強調する向きもありますが大写しの画面を見ると赤旗が乱立し鉢巻姿のおじさんたちが居て久しぶりに
「反対集会」らしい様子を見た気がしました。

島民2万5千人に1万5千人の参加が有ったそうですが参加者の一部は近隣からの参加者でしょうがそれにしても駆けつける人が居て島民の6割にもなる「反対集会」とはたいした物です。
まあ主催者側発表と実参加者に食い違いのあるのはよくある話ですが話半分の8千人だとしても大変な「反対エネルギー」と思います。

成田空港建設時もそうでしたが「地元に挨拶も無く」とか「頭越しにー」との反発で「反対運動」が始まると収束には時間が掛かります。
これでは:鳩山首相の腹案が普天間基地の機能の一部を徳之島に移すという事なら日米と地元の三方納得の解決を5月末に決める事は困難を極めそうです。

今までの国家的大事業は「先に国の決定ありき」で地元の合意は2の次ですが事業に絡む「利権の裾分け」「地元政党の勢力争い」等で反対運動を押し潰し最後に目的を達していました。それも「お国の為」との大義名分があったからでしょう。

「沖縄の海兵隊基地の移設」は海外にお願いと最初から言っていればそれはそれで問題が起きたでしょうが国民の半分は賛成したでしょう。
今では鳩山政権に対する支持率が20%台に低下したとマスコミが報じています。
先のオバマ大統領との核安保会議では会食中の10分で「普天間移設の話をして?」
Can you go through?(やり遂げられるのか?)と言われたとか。

こうなると鳩山政権崩壊と引き換えに「海兵隊の国外撤退」の第一歩が刻まれるとせめてもの救いですが。
どうなりますかね? 益々目が離せません。


時事通信:
政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移転先に検討している鹿児島県・徳之島で18日、「米軍基地徳之島移設断固反対1万人集会」が開かれた。主催者によると、予想を大幅に上回る約1万5000人が参加、「政府が断念するまで闘う」などとする決議文を採択した。決議文は、今月いっぱい集める署名と共に、鳩山由紀夫首相に届ける。

 政府は同飛行場をキャンプ・シュワブ陸上部(沖縄県名護市など)と徳之島に分散移転する案を検討中。島民の受け入れ拒否の姿勢が明確になったことで、首相が明言する地元の了解を取り付けた上での5月中の決着は一層困難となった。

 集会では、同島の徳之島、伊仙、天城の3町長や島民代表らが登壇し、移設反対を次々に訴えた。学生代表としてスピーチした徳之島高校2年の中熊優妃さん(16)は、鳩山首相とオバマ大統領に向け、「基地は決して造らせてはなりません。わたしたちの徳之島の未来を壊さないでください」と呼び掛けた。

 あまみ農協の永吉浩次専務理事(44)は「農業立島のため、毎日土と汗にまみれて頑張っている。命の源の農地に基地はいらない。大事な牛にヘリの騒音は必要ない」と主張した。

 徳之島町老連会長の貞勝仁さん(73)は「未来の子、孫を守るためにも基地はいらない」と訴えた。一方、ドイツ出身で島に住み20年目になるという幼稚園経営のメニッヒ・テヨドルさん(75)は「移設に賛成している人も、島のことを考えているのだと思う」と賛成派にも配慮を示した。

 集会の最後には、大久幸助天城町長の音頭で参加者全員が移設反対のプラカードを掲げ、「頑張ろう」と声を合わせた。  (引用終わり)
コメント (5)
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