相撲協会「国技はく奪」突きつけられた(日刊スポーツ) - goo ニュース
金曜日の夕刻のTVニュースだったと思います。
北の海理事長の前で4-5回頭を下げている初老のおじさんを見ましたが、この方が最近文科相に就任した渡海氏の様でした。
TVでは葬儀の場面で「笑い顔に見える人」、謝罪の場面で「不貞腐れて見える人」とか場違いに写る人が居ます。これは顔の造作の問題ですがまま誤解を与えがちです。今回文科省が「時太山不審死の件」で相撲協会の理事長を呼びつけたのであるなら、もう少し人の目にどう見られるかを考えて行動した方が良かったのでないかと思いました。
まあ威張って見えれば問題が解決する訳でありませんから「文科省の意図が返答しだいで財団法人資格を取り消す」ほどの物であれば、見かけの問題より迫力は有りますね。
爺は未だに時太山の死亡の経過が良く分かりません。
誤解が有るといけないので、時太山こと斉藤俊さんの若すぎる死に哀悼の気持ちを捧げます。またご近親の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
さて爺が今一分からないのは:
春まで高校生で17歳であれば高校中退であろう。父親の会見を聞いていると「高校で(爺注:どうにも中途半端な人間なので、勉強する気も見えない。体も大きいので)根性不足なので相撲部屋でたたきなおしてもらおう」と考えた様にみえる。
どうして新潟の人が時津部屋と関係があったか爺は知らない。叔父さんという人の引きかもしれない。
大切なことは「本人が関取として死に物狂いで精進する気が無く、親がやるべき躾を相撲部屋に任せたセンスがわからない」分かるとすれば斉藤君は体もでかく気に入らなければすぐ暴れ留めに入る人を殴る蹴るとか無かったのであろうか。
時津風部屋の時津風親方も「相撲に精進する気構えが無い若者を預かりどう教育指導するつもり」であったのか?
そもそも物凄いミスマッチでなかったのか」?
爺は稽古事は柔剣道空手位しか分からないからそこから考えれば、投げられて受け身一つ十分取れる様にするまで、柔道でも3ヶ月は掛かるであろう。しかもいくら若い言っても三ヶ月も毎日稽古をしていて休養を与えなければ体がぼろぼろになってしまう。
しかし、報道では序二段になり化粧回し姿の写真が出る。素人にろくな稽古の指導もしなくて序二段というのがプロ相撲の世界なのであろうか?
序二段とは柔剣道の初段とは全く意味が違うのであろうか? 土俵にあげるな日々の稽古に教育課程(カリキュラム)が無ければいけない。
この辺の妥当性、それがない異常性どちらかに一切の論評が無く「不審死」に関心が集まっている。
本人にやる気が無くて、稽古に教育課程がなければ17歳の若者は「やってられないや」と退職(脱走)を図るのは当然である。
無理やり連れ戻してからの扱いは、警察の捜査によるがおそらく集団リンチ事件なのであろう。
以上が爺の何か今ひとつ納得行かない、そして誰も触れない問題の様な気がする。
さて文科省は以下の記事にある様な厳しい指示?をした。
それにつき爺が思うには「日本相撲協会」とか「理事長」とか名乗っても欧米流とかトヨタやキャノンの様な日本企業でも近代経営が確立した組織ではなく「各部屋の親方」を核にその時々の力を得た「部屋の親方」が茶屋の権利や横綱名跡の後継に便宜を図り、宥めすかし、金を撒き頂上に君臨して「理事長」と呼ばれる典型的な日本の芸事とか家元制度となんも変わらない様に思える。
従って上からの指示命令は、徳川幕府の命令と同じで譜代と親藩(自分の部と同系部屋)には届くにしても、別の部屋(外様)には届かない様に見える。
おそらく「朝潮親方」が朝青龍の問題で非難を浴び、「こんな奴が協会の広報部長か」と罵声を浴びせられても、協会では毎週月曜「定例理事会」とか「常任理事会」とかで協会の意見集約を図っておりその場には「広報部長の朝潮」が同席する。発表する事、しない事、次の機会まで言わないとかそんな検討が緻密になされているようにも思えない。しかも理事一人一票の発言でなく「現役引退時の番付け位置が重いとか」
双葉山が開いた名門時津風部屋も力士13人とか。幕内にも入れぬ力士が29歳を頭にごろごろしている。プロの相撲道であるなら25才までにしかるべき番付けの地位にならなければ廃業が自然である。それを十両より下位は入門日による年功序列では17歳のチャランポランはいじめの格好の対象であろう。まして親方が「可愛がれ」とか言えば。
北の海理事長はよほど真剣に考えないといけない。
しかし財団法人をやめて株式会社相撲興行社に組織変更して、なんでもありの相撲興行にかえれば「八百長疑惑」なんか関係なくなる。80連勝でも10場所連続優勝でも演出して相撲人気を盛り返せば、「災いを転じて福となす」返し技である。
日刊スポーツ:
大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17=本名・斉藤俊さん)が兄弟子らから暴行されて死亡した問題を受け、文部科学省は28日、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)を呼び出し、問題についての独自調査、関係者の処分、再発防止策の検討など5項目の改善要求を突き付けた。協会の対処が甘いと判断した場合、監督官庁の同省が認める財団法人の資格も取り消す構えだ。国から見放された場合、大相撲は「国技」の看板を失うことから、協会側も対応策を検討し始めた。
日本相撲協会が、国から強烈なダメだしを食らった。刑事事件へ発展必至の重大問題を受け、北の湖理事長は、文部科学省の松浪健四郎副大臣から5項目の要求を突き付けられた。
(1)警察の捜査と並行して真相を究明すること
(2)(1)の結果を踏まえ、関係者に必要な処分を行うとともに、必要な措置を講ずること
(3)再発防止策を検討すること
(4)過去の類似事例の検証を行うこと
(5)「力士の指導に関する検討委員会」に有識者など外部の者を加えること。
1925年(大14)12月28日、財団法人日本相撲協会が誕生して以来、同省からここまで具体的な指示を受けた例はない。「(渡海紀三朗)大臣からのものですから、当然守っていただかなくてはならない。以上について逐次、文部科学省に報告を行うこと」と松浪副大臣。従わない場合は、財団法人資格はく奪の制裁に出ることも示唆された。
国が日本相撲協会を認めなければ、「大相撲は国技」の看板を取り上げられることになる。北の湖理事長も事の重大さに迅速な行動を起こした。午前11時、協会に同省から電話で「問題の説明をしてほしい。理事長も来てほしい」と要請されると、協会職員とともに午後1時に文部科学省へ。松浪副大臣と対するや「深く反省し、けいこの在り方を考えなくてはなりません」と頭を下げた。その後渡海大臣とも面会。大臣の「こういう事件が起きるのは遺憾。公益法人の事業として力士の指導監督、養成において状況を見極める必要がある」の言葉を受け、さらに「申し訳ありません」と陳謝した。
報道陣を前にしても反省の態度を示した。朝青龍問題では一切表に出なかったが、カメラの前に立ち「いろいろとご指示がありましたので、それを着実に改革しながら頑張っていきたい」などと話した。協会に戻ると「警察にお任せしているから」などとした前日までの方針を一転。「捜査と並行しながら、(独自の)調査もしていきたい」と話した。
財団法人と認められて82年。これまでの問題も内部で処理し、世間の常識とは乖離(かいり)してきた角界だけに、5項目の要求のすべてに対応するのは、容易ではない。「土、日に動きはありませんが、週明けからにでも」(北の湖理事長)。いまだに認識の甘さは否めないが、日本相撲協会は今、大きな岐路を迎えている。【柳田通斉】(引用終わり)
金曜日の夕刻のTVニュースだったと思います。
北の海理事長の前で4-5回頭を下げている初老のおじさんを見ましたが、この方が最近文科相に就任した渡海氏の様でした。
TVでは葬儀の場面で「笑い顔に見える人」、謝罪の場面で「不貞腐れて見える人」とか場違いに写る人が居ます。これは顔の造作の問題ですがまま誤解を与えがちです。今回文科省が「時太山不審死の件」で相撲協会の理事長を呼びつけたのであるなら、もう少し人の目にどう見られるかを考えて行動した方が良かったのでないかと思いました。
まあ威張って見えれば問題が解決する訳でありませんから「文科省の意図が返答しだいで財団法人資格を取り消す」ほどの物であれば、見かけの問題より迫力は有りますね。
爺は未だに時太山の死亡の経過が良く分かりません。
誤解が有るといけないので、時太山こと斉藤俊さんの若すぎる死に哀悼の気持ちを捧げます。またご近親の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
さて爺が今一分からないのは:
春まで高校生で17歳であれば高校中退であろう。父親の会見を聞いていると「高校で(爺注:どうにも中途半端な人間なので、勉強する気も見えない。体も大きいので)根性不足なので相撲部屋でたたきなおしてもらおう」と考えた様にみえる。
どうして新潟の人が時津部屋と関係があったか爺は知らない。叔父さんという人の引きかもしれない。
大切なことは「本人が関取として死に物狂いで精進する気が無く、親がやるべき躾を相撲部屋に任せたセンスがわからない」分かるとすれば斉藤君は体もでかく気に入らなければすぐ暴れ留めに入る人を殴る蹴るとか無かったのであろうか。
時津風部屋の時津風親方も「相撲に精進する気構えが無い若者を預かりどう教育指導するつもり」であったのか?
そもそも物凄いミスマッチでなかったのか」?
爺は稽古事は柔剣道空手位しか分からないからそこから考えれば、投げられて受け身一つ十分取れる様にするまで、柔道でも3ヶ月は掛かるであろう。しかもいくら若い言っても三ヶ月も毎日稽古をしていて休養を与えなければ体がぼろぼろになってしまう。
しかし、報道では序二段になり化粧回し姿の写真が出る。素人にろくな稽古の指導もしなくて序二段というのがプロ相撲の世界なのであろうか?
序二段とは柔剣道の初段とは全く意味が違うのであろうか? 土俵にあげるな日々の稽古に教育課程(カリキュラム)が無ければいけない。
この辺の妥当性、それがない異常性どちらかに一切の論評が無く「不審死」に関心が集まっている。
本人にやる気が無くて、稽古に教育課程がなければ17歳の若者は「やってられないや」と退職(脱走)を図るのは当然である。
無理やり連れ戻してからの扱いは、警察の捜査によるがおそらく集団リンチ事件なのであろう。
以上が爺の何か今ひとつ納得行かない、そして誰も触れない問題の様な気がする。
さて文科省は以下の記事にある様な厳しい指示?をした。
それにつき爺が思うには「日本相撲協会」とか「理事長」とか名乗っても欧米流とかトヨタやキャノンの様な日本企業でも近代経営が確立した組織ではなく「各部屋の親方」を核にその時々の力を得た「部屋の親方」が茶屋の権利や横綱名跡の後継に便宜を図り、宥めすかし、金を撒き頂上に君臨して「理事長」と呼ばれる典型的な日本の芸事とか家元制度となんも変わらない様に思える。
従って上からの指示命令は、徳川幕府の命令と同じで譜代と親藩(自分の部と同系部屋)には届くにしても、別の部屋(外様)には届かない様に見える。
おそらく「朝潮親方」が朝青龍の問題で非難を浴び、「こんな奴が協会の広報部長か」と罵声を浴びせられても、協会では毎週月曜「定例理事会」とか「常任理事会」とかで協会の意見集約を図っておりその場には「広報部長の朝潮」が同席する。発表する事、しない事、次の機会まで言わないとかそんな検討が緻密になされているようにも思えない。しかも理事一人一票の発言でなく「現役引退時の番付け位置が重いとか」
双葉山が開いた名門時津風部屋も力士13人とか。幕内にも入れぬ力士が29歳を頭にごろごろしている。プロの相撲道であるなら25才までにしかるべき番付けの地位にならなければ廃業が自然である。それを十両より下位は入門日による年功序列では17歳のチャランポランはいじめの格好の対象であろう。まして親方が「可愛がれ」とか言えば。
北の海理事長はよほど真剣に考えないといけない。
しかし財団法人をやめて株式会社相撲興行社に組織変更して、なんでもありの相撲興行にかえれば「八百長疑惑」なんか関係なくなる。80連勝でも10場所連続優勝でも演出して相撲人気を盛り返せば、「災いを転じて福となす」返し技である。
日刊スポーツ:
大相撲時津風部屋の序ノ口力士、時太山(当時17=本名・斉藤俊さん)が兄弟子らから暴行されて死亡した問題を受け、文部科学省は28日、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)を呼び出し、問題についての独自調査、関係者の処分、再発防止策の検討など5項目の改善要求を突き付けた。協会の対処が甘いと判断した場合、監督官庁の同省が認める財団法人の資格も取り消す構えだ。国から見放された場合、大相撲は「国技」の看板を失うことから、協会側も対応策を検討し始めた。
日本相撲協会が、国から強烈なダメだしを食らった。刑事事件へ発展必至の重大問題を受け、北の湖理事長は、文部科学省の松浪健四郎副大臣から5項目の要求を突き付けられた。
(1)警察の捜査と並行して真相を究明すること
(2)(1)の結果を踏まえ、関係者に必要な処分を行うとともに、必要な措置を講ずること
(3)再発防止策を検討すること
(4)過去の類似事例の検証を行うこと
(5)「力士の指導に関する検討委員会」に有識者など外部の者を加えること。
1925年(大14)12月28日、財団法人日本相撲協会が誕生して以来、同省からここまで具体的な指示を受けた例はない。「(渡海紀三朗)大臣からのものですから、当然守っていただかなくてはならない。以上について逐次、文部科学省に報告を行うこと」と松浪副大臣。従わない場合は、財団法人資格はく奪の制裁に出ることも示唆された。
国が日本相撲協会を認めなければ、「大相撲は国技」の看板を取り上げられることになる。北の湖理事長も事の重大さに迅速な行動を起こした。午前11時、協会に同省から電話で「問題の説明をしてほしい。理事長も来てほしい」と要請されると、協会職員とともに午後1時に文部科学省へ。松浪副大臣と対するや「深く反省し、けいこの在り方を考えなくてはなりません」と頭を下げた。その後渡海大臣とも面会。大臣の「こういう事件が起きるのは遺憾。公益法人の事業として力士の指導監督、養成において状況を見極める必要がある」の言葉を受け、さらに「申し訳ありません」と陳謝した。
報道陣を前にしても反省の態度を示した。朝青龍問題では一切表に出なかったが、カメラの前に立ち「いろいろとご指示がありましたので、それを着実に改革しながら頑張っていきたい」などと話した。協会に戻ると「警察にお任せしているから」などとした前日までの方針を一転。「捜査と並行しながら、(独自の)調査もしていきたい」と話した。
財団法人と認められて82年。これまでの問題も内部で処理し、世間の常識とは乖離(かいり)してきた角界だけに、5項目の要求のすべてに対応するのは、容易ではない。「土、日に動きはありませんが、週明けからにでも」(北の湖理事長)。いまだに認識の甘さは否めないが、日本相撲協会は今、大きな岐路を迎えている。【柳田通斉】(引用終わり)