王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

台風9号 関東直撃

2007-09-08 05:19:23 | 社会
首都圏の交通 一時運転見合わせ、欠航相次ぐ 台風9号(朝日新聞) - goo ニュース

台風9号は関東地方を直撃の後、本州を北上各地に被害を出しながら、今日の未明には勢力を弱めながら函館付近に上陸とか。既に被害にあった皆様にはお見舞い申し上げます。

さて爺の住む横浜では6日の午後からマンションの間を風がゴーとかヒューとか鳴きながら吹きましたが明るい間は余り雨も無く実害はなし。通りには人の姿が少なく夜は早めに店じまいも見られました。
7日の未明に小田原付近に上陸したそうですが、朝TVをつけた時には雨の降った跡が通りに残るのみ。風だけは相変わらず鳴いて吹いていました。
各地の川が警戒水位をはるかに超えた話を見ながらその後、堤防の決壊なんて話しは聞きませんのでまづはホッとしました。

しかし収穫の秋ですから、稲作・畑作・りんご・なし・ブドウなど被害が出たでしょうね。

さてTVを見ていると多摩川で中州かどこかに取り残された人が消防ヘリに救出されている様子が写った。救出に4時間も掛かったそうだ。

どこの河川も同じだが、台風の影響で上流に降った雨で河川が増水、普段は河川敷で小公園だったり野球場の様な場所や中洲が濁流に飲み込まれ、堤防までつら一面に濁流が流れている。
この多摩川ではホームレスが取り残され?(高を括って避難しなかったか?情報がなかったか?)別件とあわせ30名以上がヘリとボートで救出されたのだと。
仮に多摩川べりのホームレスの1割だとすれば300人、ホームレス情報を読むと700人も住んでいるのだと。

税金も払わず、危険な場所に勝手に住んでいるのであるから「救助」しないという訳にも行かないだろう。しかし住人の5%ほどが逃げ遅れるというのは、危険情報の不徹底か、順法精神の欠如か、その両方かよく検証する必要が有る。

東京消防庁か神奈川の消防かどちらかがヘリを飛ばしたのであろう。1機か2機であろうか?
機材と乗員の費用は飛ばなくても掛かるから、固定費としても、一回救出に出動する燃料代を始めとする変動費はどの位掛かるのであろうか?
見当も付かないが大型ハイヤーにプロの救急救命士を数名乗せて出かけたら一回10万円では済むまい。 50万円、50万円掛かるとしよう。
32名中25名がヘリで救助されたとすると:
25X50万円=1250万円 の出費である。
人の命の対価といえば安いと言えば安いかも知れない。でも微妙だ。

もし家庭の主婦と子供さんが取り残されたり流されたりしたらどうか?
消防庁よくやった。文句は無い。
今回は同時多発にならなかったので、片端から救助して済んだ。
いやな話だけれど、防災幹部は「優先順位をしっかり考えておかないといけない」

上策は災害情報を徹底して「事前に河川敷より避難させること」そのための通信とか広報?の仕組み、併せて避難場所を考えて置かないと機能しない。
700百名は流域に渡って済むので一箇所では数十人であろうが、かの人達を一般の避難住民と一緒には扱えない。長らく風呂に入らない人がいるからその臭気は周りの人に耐え難い。
爺が5日に図書館に行ったらはやホームレスが身ぎれいにして閲覧室にいたが、その煮しめたような臭気で周りに人が居なかった。

差別ではなくて区別と優先順位は必要である。
消防ヘリの活躍を見ながら一寸気になった。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする