王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

北方領土 4島返還その3

2005-11-23 14:10:26 | ロシア関連
日露首脳会談 共同声明見送り、領土問題は対話継続 (産経新聞) - goo ニュース
やはり返す気の無い物は帰ってこなかった
前に書いた様に1956年の国際環境において国交回復と同時に歯舞諸島色丹島が帰ってくる機会が有ったのに河野一郎によりサケマス漁業出漁許可と引き換えに両島のみならずクナシリエトロフもソ連領である事を認めてしまった(様である--ブルガーニンとの秘密会談に日本側通訳を同席させずおこなった)このため同年秋の鳩山一郎による日ソ共同宣言では平和条約締結と同時に歯舞諸島色丹島のみ返還との合意になってしまった いいかえればクナシリエトロフはソ連領と認めることである これはアメリカが“第二次世界大戦による領土の拡張は認めない”との原則に反する事なので2島で良いからソ連と平和条約を結ぶという事は絶対に出来ないのだ 

しかしすこし辺りを眺めるとユーラシア大陸の西にバルト三国がありこの領有にもアメリカは同じ原則で激しくソ連と争っていた ソ連邦崩壊を機に独立に至った事は参考になる
 
アメリカの原則と4島の主権は日本にあるとを考え合わせればロシアに対する要求は平和条約締結と同時に4島一括返還しかない 

朝日新聞窓というコラムによれば昨年秋ロシアは中国と国境線の線引きを変えた “ロシア側が支配しながら所属の決まらなかった国境の三島のうち二島は全島を残り一島は半分を中国側に引き渡す その西半分が中国領になる大ウスリー島には住民1600人始め軍事民間施設もあり移転費用40億ドルもの負担の恐れがある”云々 ロシアはロシアの事情で譲ることも有るのだから日本もしっか腰を据えて機会を窺うこれが正論 国論を統一しましょう 2プラス2なんて無いんですよ 
コメント
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