
まず今回の最初に 遅れはしたが、中日ドラゴンズ球団期待の若手だった 木下雄介投手の急逝に対し、一言の弔意を申し上げる次第であります。
中国大陸他由来の 新型コロナ・ウィルス感染症禍もあって一年間延期されていた、五輪大会「東京 2020」がまずは無事終了と行きそうだ。前述感染症流行を初め 平時通りとは参らなかった参加選手各位、そして運営に携わった全ての方々に その結果に関係なく労いを表したい。
勿論 運営面で多くの課題も残った。主要企画メンバー中、過去対外面や人道面などで不適切な言動のあった人物を加えない様にする配慮ができず 直前での辞任や交代となった事がその大きな一つ。想えば組織委の森前会長も 報道メディアによる増幅があったも、配慮に欠ける言動で降板のやむなきとなったのは広く知られる所。
又 感染症対策としての、選手や関係者と外部の接触を遠ざける所謂「バブル方式」も有効に機能していたとは言えない所もある様だ。それらをこれから真摯に総括検証し「コロナ(感染症禍)で分断された世の中で、アスリートのパフォーマンスが多くの人々の希望になったと確信している」との橋本組織委会長表明を無にしない為にも、次に繫がる糧として頂きたいものだ。
私見ではあるが、近年の我国夏場の「厳しすぎる気候」も考えれば、もう夏季五輪立候補は見送った方が賢明な様にも感じる。「立候補は冬季に限る」姿勢を敢えてしても良いのではないか。夏場の猛暑は 世界的な傾向かも知れずとの指摘もある。少なくとも当面は、五輪夏季大会立候補は「南半球限定」にするとかの検討に入っても良い様に感じる。
そうは言っても、今回五輪では 拙者も相応の感動を味わった一人だ。柔道・阿部兄妹の「揃って金」、卓球の水谷・伊藤ペアの混ダブ試合にて常勝・中国大陸の記録に風穴を開けた事。更には五輪野球の我国代表「金」。記録より記憶に残るのは、新種目スケート・ボード女子で我国の若手選手の健闘をライバル各国代表らがこぞって称えたのも忘れ難い光景だ。その中から、やはり五輪野球についての話を 中日スポーツ・ネット記事を引用して、みて参りたい。
「金メダル弾の村上宗隆が 池江璃花子から学んだ『自分にできること』一つの答えを出し”恐怖の 8番”で存在感」
若きツバメの大砲が 値千金の一振りで金メダルを引き寄せた、日本の村上宗隆内野手=ヤクルト=が 3回の第 1打席で左中間に先制ソロ。五輪第 1号が決勝アーチとなった。
5戦連続となる「8番、三塁」で出場し、打率 3割 3分 3厘をマーク。巧打あり、一発ありの”恐怖の 8番”として存在感を示した。そんな村上には昨年 12月、競泳女子の池江璃花子と雑誌の企画で対談。白血病から復帰した池江の「前を向く姿勢」に刺激を受け「僕も負けていられない」と奮い立っていた。
同じ 2000 (=平成12) 年生まれの不屈の闘志に感銘すると「自分自身にできること」を思案。そして一つの答えを出した。東京五輪で日の丸を背負い、金メダルを獲得する。その誓いが 大一番での値千金で結実した。(引用ここまで)
こういう「佳き触発」は、今回五輪の他の選手各位にも、又 過去の多くの大会にても見られたのではないか。拙記憶が正しければ、池江選手は惜しくもメダルを逃すも 全力で当たった爽快感を表されていたと思う。その真摯な取り組みが、五輪野球を栄光へと導いたのかと、改めて噛みしめてもいる所だ。
確かに流行続く前述感染症の脅威下ではあったが、世界レベルでは 他の国際格式スポーツ大会も「バブル方式」の採用など条件付きで行われているのも事実。拙者もそうした状況下での五輪開催は「あくまでも条件付賛成」の立場だった。大幅な感染拡大などの緊急時には、菅現総理と小池現東京都知事、橋本現五輪委会長とバッハ現 IOC会長は 途中であっても大会の中止中断を機敏に機動的に行える「非常ブレーキの権能」を手にすべきと思ったものだ。選手を含む 一部大会関係者複数にやはり感染者を生じたも、大過なく終えられたのは或る意味幸運もあったと心得る。
繰り返しは理解するが、五輪組織委は今回大会の意義と課題を強い姿勢で振り返り、教訓にすべき所は今後の規定や行動基準に躊躇わず盛り込んで頂きたいものだ。そういう真摯な姿勢で臨めば、賛否の分かれる周囲の見方も 少しは変えられるかも知れない。
今回五輪の「本当の成否」は後世の評価に待つ所もあろうが、少なくとも何人かの各国選手が触れられた様に「困難な状況下で、世界の人々を団結させる一助になった」意義が一定はあったというのが拙所感だ。一部メディア勢力が揶揄する「負債だけが、瓦礫だけが残る」如き悪しざまな捉え方は適切を欠くと言えよう。
今回画像は再掲で恐縮。先年夏 横浜市内で迎えた、西日本及び四国から首都圏を目指す夜行特急「サンライズ」の様子を。終点東京までの ラスト・スパートの風情。今回の最後に 五輪閉会式の音楽を担った人気楽団「東京スカパラダイス・オーケストラ」の一曲、ピアノ奏者・上原ひろみさんとの共演をリンク致します。(1) 水琴窟 -SUIKINKUTSU- feat.上原ひろみ/TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA - YouTube
開催への不安はありましたが、無事終了したことを安堵し、祝福したいと思います。
「一部メディア勢力が揶揄する「負債だけが、瓦礫だけが残る」如き悪しざまな捉え方は適切を欠く」
と言うご意見には、同感です。多くの国民が感動と喜びを得たのですから、大会関係者と選手の方々には、感謝と拍手を送るべきでしょう。
今後の課題は、夏季オリンピックは、4月5月の春か、9・10月の秋に招致し、それ以外なら日本は辞退するとすべきでしょう。米国に押し切られても、8月開催を受け入れた日本に、無理がありましたね。政治と金の問題が背後にありますが、このままだと、オリンピック自体の存続に疑問符がつくような気がします。
素晴らしい祭典ですから、どうすれば続けられるかを、政治家と大会運営者が、国民の声に耳を傾ける必要があります。
閉会式を見ていましたが、中国と韓国の選手団の姿がありませんでした。アナウンスが何もなかったのが、不思議ですが、私の見落としだったのでしょうか。
秋篠宮様の姿と菅首相の姿が、ちらりと映されましたが、その後はニュースと天気予報に変わりました。閉会式の映像が流れないので、そのままスイッチを切りましたが、この不自然さについて、貴方はどう思われたのでしょう。
NHKにしては、なんともおかしな放映をしたものと、私は今も割り切れない気持ちです。
色々と勝手なことを述べましたが、ご容赦ください。残るパラリンピックを、応援しましょう。
新型感染症禍の脅威下でも、無事東京五輪を遂げた事
を、選手各位の結果に関わらぬ健闘と共に労い、祝意
を申したく思います。
今回五輪を揶揄する様な 一部勢力の雑音は生じさせ
ておけば良いでしょう。我々国民が真に受けなければ
良いという事でしょう。
確かに夏の猛暑期しか開催不能なら、もう我国は夏季
大会に立候補すべきだはないかも知れません。世界
へ向け「それが地球環境保持への一協力だ」の発信
をすれば、国際世論の理解は得られると思います。
ご存じの様に、世界レベルの格式を持つ五輪を政治
利用しようとする勢力が、過酷な時期での強行を図
っている事実はあるでしょう。これももう通さない
努力をとも思いますね。
恐れながら、拙者は五輪閉会式を通しで観ていない
為、中・韓両国代表の不在は気がつきませんでした。
事実なら、これはおかしな事です。開会式不在を許した
IOC以下運営側の姿勢も問われかねません。
秋篠宮殿下と菅総理をチラ映ししてニュース他へと
の下りは、拙者もほぼ貴指摘通りであり、NHKの取
り上げも何か変な風を感じた次第です。とまれ、今回
五輪は国際レベルの感染症禍と対峙しながらも催せる
可能性を世界に示したとも言えます。拙者もその価値
を信じると共に、これから五輪候補地を目指す各国
の参考や指標になればとも思う所です。まずは お礼まで。