Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

東京五輪と改憲向け国民投票法改正案、両反対行動の共通項は

2021-05-09 14:49:06 | スポーツ

東京都知事選候補の経験もある、宇都宮健児・元日本弁護士連合会長が反東京五輪運動の署名活動を立ち上げ、署名総数が 20万筆を超えた由。中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症の流行が続く現状では、東京五輪及び障碍五輪の賛否を自由な立場で表明するは 拙者も否とする者ではない。ただそれは 主張する相手を間違えてはならず、成人ならその区別位は弁えていなければならない。

中止要求は五輪大会関連組織や行政窓口に持ち込まれるべきであり、決して選手個人に向けられてはならない。この事で難病を乗り越えて五輪大会に臨もうとしている競泳・池江璃花子選手個人宛に出場辞退要求が複数寄せられ問題化していると聞く。中には攻撃志向の文面もあり、同選手の動揺を招いているらしい所は遺憾だ。この事態に鑑み、中止署名運動主導の宇都宮元会長も 遅まきながら注意喚起の表明位はされた様だ。以下 東京スポーツネット記事を引用して、みて参りたい。

「池江璃花子(選手)への”辞退要請”は違う!」五輪中止サイト発起人の苦言『選手に非はない』」

元日弁連会長の宇都宮健児弁護士が 5/8、ツィッターを更新。東京五輪・障碍五輪を巡ってアスリートに出場辞退を求める事態がネット上で起きていることに苦言を呈している。

宇都宮氏は署名サイトで「東京五輪・障碍五輪の開催中止」を呼びかけており、たくさんの署名が集まっていることは既報通り。一方で、競泳女子で東京五輪代表の 池江璃花子(選手)が 5/7に明かしたように、選手個人へ「辞退して欲しい」などの言葉が投げかけられてもいる。

こうした状況に宇都宮氏は「現在、東京五輪代表に内定した選手に出場辞退を求める声がネットで溢れている。だが五輪中止を求める相手は選手ではなく、主催者である IOC、 IPC、国、東京都、五輪組織委である」と指摘。続けて「当然のことながら 選手に一切の非はない。見通しの立たない、辛い状況に置かれている選手をこれ以上くるしめてはならない」と訴えた。(引用ここまで)

当然の発出だ。池江選手向けもそうだが、組織で、チームで行われる五輪の中止に際し その要求を当然当該組織や担当行政部門に向けるべき事さえ分かっていない低レベルな発信者がいかに多いかを露呈したという事。例えば「辞退要求」の届いた池江選手の動揺は我々の想像以上との報も聞いており、中には脅迫まがいの攻撃的文面もあったとの報もある。

宇都宮元会長の苦言も 感染症対策についての菅(すが)現政権の出方にも似た 遅きに失し、かつ弱いもの。宇都宮元会長と言えば 先年の東京都知事選出馬の折、支援の野党勢力が急に候補を変更したあおりで立候補取り下げに追い込まれた過去があり、その時の経験より 左派容共勢力の脅威を少しはご存知だったはずで、その事から今回のそうした事態も その意識があれば少しは予見できたのではないか。それができなかったとは、やはり想像力欠如の誹りを免れないと 拙者などは思うのだが。

よく耳にする言葉が「左翼は手段を選ばない」。その事から、東京五輪及び障碍五輪中止署名運動の立ち上げにしても、選手個人への悪影響は一定でも顧慮されていなければならなかったはずだ。収まる気配のない新型感染症禍の実態は分りもするが、東京五輪及び障碍五輪中止を目指す 主に左派容共勢力からすれば「政治利用の絶好の機会」なのだ。宇都宮元会長の属した日弁連も、どちらかといえば左派的政見で知られる。その辺りの手当てがいかにも鈍い感がするのは拙者だけではあるまい。

その「五輪反対政治利用」の話。これはどうも、前回まで触れた 憲法改正手続きの国民投票法改正案の動向とも通底している様に思う。まず 左派容共勢力は、同法案にも反対しているからだ。どの途容共政党社民・日共両党をメインに立憲民主党の一部も加えた連中の「組織防衛」が目的の様なのは分かっているが。双方に通底しているのは、どちらも安倍前政権の残滓(レガシー)の顔を持つという事だ。

今回 東京五輪及び障碍五輪反対行動に与するのは、一部を除き 多くが左派容共勢力と思われ、殆どが例外なく 安倍前政権の残滓とみられる施策や措置の抹殺を図ろうとしている印象を受ける。改憲向け国民投票法改正案は今国会通過が濃厚となったが、所へたまたま開催が微妙な東京五輪及び障碍五輪反対署名開始が重なった為 左派容共連中とそれを煽る左傾メディアが飛びついたという事ではないのか。歴代政権同様、功罪相半ばの安倍前政権の公正な評価に努める事もせず「左からの感情的憎悪」だけで事に走るから、選手個人への五輪出場辞退要求にも及んだのだろう。

関連誌を含めた朝日新聞一味を初め 左傾メディアの貶め的報道からは「予定調和の」東京五輪及び障碍五輪反対側が優勢に見られる様な印象報道がチラ見えする。毎度の事とてもう動揺もしないし そのつもりもないが、反対署名も運動も それ自体は自由なるも、くれぐれもその表明の相手は正確に選ぶべきという事。

昨日の当地ラジオ番組にても、池江選手個人宛ての五輪出場辞退要求問題が取り上げられ「安易に送信可能な SNSの弊害」「反対表明は五輪組織に対してせよ。選手個人への出場辞退要求など論外」の声が出された。これ又当然の事で、責任の一端は 言論の自由を盾に、相手を選ばぬ無責任発信に甘過ぎたメディアの側にもあろう。どうせ心からそうはしないだろうが、弊害を自覚するなら報道メディアも少しは自制すべきだろう。今回画像は少し前、当地東郊・豊橋市内を終点に近づく名古屋鉄道の特急列車「パノラマ・スーパー」の様子を。以下に 関連記事を 2件リンク致します。(いずれも私的憂国の書様) 国民投票法案の可決が見えたいま、アベガー病を再発させるサヨク新聞 | 私的憂国の書 (fc2.com) 池江璃花子選手に「五輪辞退しろ」と要求する五輪反対運動のバカども | 私的憂国の書 (fc2.com)


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2 コメント

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Unknown (のん子)
2021-05-10 08:32:13
左翼は手段を選ばない・・・確かに~。
ま、反対にそんなことでもしなければならない事情があるのでしょうが。

そんなことをするから良識ある国民からは見放されます。
日本から出て行けば良いのに。
返信する
過激勢力の残滓 (HAKASE(jnkt32))
2021-05-10 10:01:43
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

仰る通り「左翼は手段を選ばない」なる言葉は折々耳
にします。多分ですが、前世紀の大阪万博の頃まで目
立った、学生運動を装った過激勢力活動の残滓(レガシ
ー)の面もある様に思います。全部とは申しませんが、
安倍前政権より遥かに悪質な所も散見する様です。

これも仰る通り「だから国民市民の多数から見放さ
れる」拙者も心より同意です。ただ如何せん、確信
犯につき、いかな忠告や諫言も受け付けないのが救
い難いレベルであるのも事実です。まずは お礼まで。
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