コナサン、ミンバンワ!
当地愛知も、いよいよ梅雨の時期に入った様です。これから暫くは、曇りや雨の空模様が主。特に今月末より来月半ばにかけては、大雨に見舞われる日もありそうで、交通安全と防災には、特に要注意と言う所でしょう。加えて、先月来感染者を生じている新インフルエンザも、依然収拾の様子はなく、今秋に予想される、予防ワクチンが全国へ行き渡るまでは油断は禁物ではないかと思います。
さて、天気の変動や疾病の動向にも関わる、地球温暖化の進行が指摘されて久しいですが、昨日我国の向こう約10年間、2020=平成32年までの温暖化ガス削減の為の中期目標が、麻生内閣総理大臣により明らかにされ、2005=平成17年に比べ、15%削減を目標とする由。温暖化防止を図った、京都議定書の策定年1990=同2年の排出量に比べれば8%の削減に当り、この年より増加傾向であった温暖化ガスの抑制へ向け、国際社会よりいよいよ本腰の対応が強く求められる事となるでしょう。
前述の削減目標策定に当たっては、産業界よりかなりの抵抗があった様ですが、産業界の主張する2005=平成17年比4%減では明らかに甘過ぎる対応であり、15%減でも途上諸国より「尚努力の余地あり」と批判されている事を考えれば、前者では到底国際的評価が得られず、環境面の取り組みでは後進国に落ちぶれてしまいかねません。又、環境技術の更なる飛躍と発展を期して開催され、大成功を収めた同年の「愛・地球博」の精神をも裏切ってしまう事となりかねず、地元勢の私としては、この様な事態を到底受け入れる訳には参りません。
政府公表の今回の削減目標は、勿論国民生活にも大きな影響を及ぼします。
これまでの様な無駄の多いエネルギー消費は許されず、住宅や企業などの太陽光、そして地熱エネルギーなどの有効利用もより強く求められるでしょう。
関係各位はもうご承知かと思いますが、そうした天然エネルギー利用へ向けた、機器や施設普及の為の、行政面の援助も当然求められるでしょう。
それと、温暖化ガス排出の少ない原子力エネルギーの利用にも、少なくとも短期的には一定の理解を示す必要があるのでは、と私は見ています。放射線の問題もあるだけに、永続的な利用が好ましくないのは承知しておりますが・・・。
前述した様に、「脱石炭、脱石油」と呼ばれる温暖化ガスの少ないエネルギー源の確保と共に、利用消費のあり方も、国民的再考を進めたいもの。
夏冬の空調などではまだ電力消費削減の余地があると強く思います。
ある試算によれば、空調を少し弱め、本当に必要な時間帯に絞り込む事で、現状より後2割は削減できる様です。
道路に目を転ずれば、駐停車中に不要なエンジン動作、所謂アイドリングを行っている車もまだ多いですね。私も試してみましたが、こうした無駄な動作と、長めの信号及び踏切停車時にエンジンを停めると、燃費がほぼ1割改善できる事が分かった次第。
本当はハイブリッド車やLEV車など、低排出ガスの所謂エコ・カーへの乗り換えがベストなのだが、当面それが不可能であれば、そうした取り組みも大事だと思います。
その他、前世紀終盤より続くグルメ・ブームにしても、珍味や生鮮食品を海外をも含めた遠方よりの輸送を要し、温暖化ガス発生の大きな一因と言われる「フード・マイレッジ」を増大させていると言われ、できる限り再考を要すると思いますね。
とに角「できる所より着実に」国民的取組みを実行する事が、長期的には温暖化ガスの抑制に繋がる事、これは是非信じたいですね。
対外排出ガス取引などと言った方法も存在しますが、あくまで最後の手段と理解し、安易な行使は考えるべきでないのも事実。
最後に、我々日本人は伝統的に物や資源を大切に使い、子孫に伝えて参った美徳の側面があります。その精神、今こそ再評価されるべきではと強く思います。
思えば「大量生産、消費、廃棄」の安易な発想は、戦後米合衆国の「反省なき白人勢力」によって言わば押しつけられた観念。「悪しきアメリカニズム」と揶揄されるそうした事共よりの脱却も、国民的、民族的課題だと今、思いますね。*(地球)*
当地愛知も、いよいよ梅雨の時期に入った様です。これから暫くは、曇りや雨の空模様が主。特に今月末より来月半ばにかけては、大雨に見舞われる日もありそうで、交通安全と防災には、特に要注意と言う所でしょう。加えて、先月来感染者を生じている新インフルエンザも、依然収拾の様子はなく、今秋に予想される、予防ワクチンが全国へ行き渡るまでは油断は禁物ではないかと思います。
さて、天気の変動や疾病の動向にも関わる、地球温暖化の進行が指摘されて久しいですが、昨日我国の向こう約10年間、2020=平成32年までの温暖化ガス削減の為の中期目標が、麻生内閣総理大臣により明らかにされ、2005=平成17年に比べ、15%削減を目標とする由。温暖化防止を図った、京都議定書の策定年1990=同2年の排出量に比べれば8%の削減に当り、この年より増加傾向であった温暖化ガスの抑制へ向け、国際社会よりいよいよ本腰の対応が強く求められる事となるでしょう。
前述の削減目標策定に当たっては、産業界よりかなりの抵抗があった様ですが、産業界の主張する2005=平成17年比4%減では明らかに甘過ぎる対応であり、15%減でも途上諸国より「尚努力の余地あり」と批判されている事を考えれば、前者では到底国際的評価が得られず、環境面の取り組みでは後進国に落ちぶれてしまいかねません。又、環境技術の更なる飛躍と発展を期して開催され、大成功を収めた同年の「愛・地球博」の精神をも裏切ってしまう事となりかねず、地元勢の私としては、この様な事態を到底受け入れる訳には参りません。
政府公表の今回の削減目標は、勿論国民生活にも大きな影響を及ぼします。
これまでの様な無駄の多いエネルギー消費は許されず、住宅や企業などの太陽光、そして地熱エネルギーなどの有効利用もより強く求められるでしょう。
関係各位はもうご承知かと思いますが、そうした天然エネルギー利用へ向けた、機器や施設普及の為の、行政面の援助も当然求められるでしょう。
それと、温暖化ガス排出の少ない原子力エネルギーの利用にも、少なくとも短期的には一定の理解を示す必要があるのでは、と私は見ています。放射線の問題もあるだけに、永続的な利用が好ましくないのは承知しておりますが・・・。
前述した様に、「脱石炭、脱石油」と呼ばれる温暖化ガスの少ないエネルギー源の確保と共に、利用消費のあり方も、国民的再考を進めたいもの。
夏冬の空調などではまだ電力消費削減の余地があると強く思います。
ある試算によれば、空調を少し弱め、本当に必要な時間帯に絞り込む事で、現状より後2割は削減できる様です。
道路に目を転ずれば、駐停車中に不要なエンジン動作、所謂アイドリングを行っている車もまだ多いですね。私も試してみましたが、こうした無駄な動作と、長めの信号及び踏切停車時にエンジンを停めると、燃費がほぼ1割改善できる事が分かった次第。
本当はハイブリッド車やLEV車など、低排出ガスの所謂エコ・カーへの乗り換えがベストなのだが、当面それが不可能であれば、そうした取り組みも大事だと思います。
その他、前世紀終盤より続くグルメ・ブームにしても、珍味や生鮮食品を海外をも含めた遠方よりの輸送を要し、温暖化ガス発生の大きな一因と言われる「フード・マイレッジ」を増大させていると言われ、できる限り再考を要すると思いますね。
とに角「できる所より着実に」国民的取組みを実行する事が、長期的には温暖化ガスの抑制に繋がる事、これは是非信じたいですね。
対外排出ガス取引などと言った方法も存在しますが、あくまで最後の手段と理解し、安易な行使は考えるべきでないのも事実。
最後に、我々日本人は伝統的に物や資源を大切に使い、子孫に伝えて参った美徳の側面があります。その精神、今こそ再評価されるべきではと強く思います。
思えば「大量生産、消費、廃棄」の安易な発想は、戦後米合衆国の「反省なき白人勢力」によって言わば押しつけられた観念。「悪しきアメリカニズム」と揶揄されるそうした事共よりの脱却も、国民的、民族的課題だと今、思いますね。*(地球)*