生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

生命の危機を救ったみことば

2010-02-12 12:21:37 | CS(子供伝道)

教会学校では、毎年2月第4日曜日に暗唱聖句大会をします。
1か月前から暗唱聖句を印刷したプリントを配って、子どもたちに覚えるようにすすめます。

今年はⅠコリント人への手紙13章と、25の聖句が課題です。
暗唱聖句大会では、学年を縦割りにしたグループを作り、ゲームをしてグループごとに競います。個人賞もあります。

わたしも当日までにはすべて覚えようと毎日暗唱していますが、記憶力が衰えているのでなかなか覚えられません。

25の聖句の中の一つに
「ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを、すなおに受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。(ヤコブ1:21)」
というのがあります。

心に植えつけられたみことばによって生命の危機から救われることがあります。そのことを、数年前、暗唱聖句大会前の礼拝で子どもたちに話しました。そのメッセージ原稿が出てきましたので紹介します。


わたしは、宇宙が好きなので、今日はアポロ13号の話をします。これは、本当にあった話です。

1970年4月アポロ13号が打ち上げられ、月に向かっていました。打ち上げから55時間後、地球から33万キロメートルのところ、月まであと少しというところで酸素タンクが爆発してしまいました。

ヒューストン宇宙管理センターからの命令で、酸素のかくはんスイッチを押した途端爆発が起き、宇宙船内の酸素の半分以上なくなってしまったのです。

人間は酸素がないと息が吸えなくて死んでしまいますね。宇宙には酸素がないので、酸素タンクを宇宙船に積んで持っていくのですが、それが爆発してしまったのです。おまけに電気も残り少なくなってしまいました。

このままでは3人の飛行士たちは窒息して死んでしまうか、宇宙船の制御がきかなくなって、宇宙に放り出され、永遠に地球に戻れなくなってしまうかどちらかです。月着陸はとうていできません。
宇宙船の酸素の残りの量を示す目盛りがどんどん下がっていきます。

もし、あなたがこのときのアポロ13号に乗っていたらどうですか?
「あーどうしよう、もうだめだ!」とパニックになってしまいませんか?

3人の宇宙飛行士たちもあせりました。ひとりはスイッチを押した隊員に「どうしてそのスイッチを押したりしたんだ!」とどなりつけました。「おれのせいで爆発したとでも言いたいのか?」

喧嘩になりそうな2人にジム・ラベル船長は言いました。
「仲間割れはやめよう。ヒューストンからの指示でスイッチを押したんだ。わたしが指示を受けたら、わたしでも押していた。それより、落ち着こう。全能の父なる神さまがきっと助けて下さる。祈ろう」

宇宙飛行士3人ともクリスチャンでした。3人は心をあわせて祈りました。祈っているうちにひとりの飛行士の頭の中にアイデアが浮かびました。

「月着陸船を救命ボートがわりににしよう!」
アポロ13号は月へ着くことはありませんでしたが、飛行士達は月着陸船に乗り移りました。そこには3人が地球へ戻るときまでに必要な酸素が備えられていました。そして無事地球に戻って来ることができました。

もし、爆発が起きたときジム・ラベル船長がお祈りしようと言わなければ、3人は無事に地球に戻ることができなかったかもしれません。

どうしてジム・ラベル船長が落ち着いていられたかというと、聖書のみ言葉を心に蓄えていたからです。

「神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えて下さいます(Ⅰコリント10-13)」

ジムラベル船長はこう言いました。


「どんなことでも決してあきらめてはいけない。神を信じ、神のうちに夢と希望を持ち続けよう。未来はあなたの手の中にある。神への祈りは必ずきかれる。だから、勇気を持ち続けよう。希望を失ってはいけない」


船長は、聖書の言葉に支えられていたので、あわてませんでした。人生を切り開く知恵は聖書の中にあります。船長は聖書の言葉を暗唱していました。だから、自分のことも、ほかの2人の飛行士のことも励ますことができました。

わたしは2003年12月に乳ガンの手術を受けることになりました。手術は全身麻酔をしなければならないのでこわいなあと思いました。アレルギーがあって、もしかしたら麻酔があわなくて死んでしまうかもしれなかったからです。

手術室に運ばれていくとき、「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。(ローマ8:37)」という聖句を思い出して、
「そうだ。どんな中にあってもイエスさまがついていてくださるのだから、圧倒的な勝利者になれるんだ!」
と思い、安心して手術を受けられました。

このようなとき、聖書を開くことができません。アポロ13号の宇宙飛行士たちも、事故が起きたとき、聖書を出す暇がなかったと思います。人生、何が起こるかわかりません。

でも、心にみことばをたくさんたくわえていたら大丈夫です。これからもずっとみことばを覚えて下さい。


*前回のクイズ締め切りは明日正午までです。ふるってご参加ください。正解がなくても答えを書いてくださった方には景色や花、可愛い動物の画像をプレゼントします。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます。 (チャキ)
2010-02-15 22:00:38
文香さん、
いつもありがとうございます。
今日もブログ記事を拝読させていただき慰めと励ましをいただきました。

ペンクラブのお働きもありがとうございます。
きれいな写真がさわやかに配置されていて清々しい気持ちになれます。
おじょうさまのお働きにも感謝します。

寒い日が続きます。
ご体調も守られますように。
返信する
チャキさんへ (文香)
2010-02-16 12:54:41
コメントありがとうございました。

ホームページのリニューアルが自分でできるようになるといいのですが、なかなか覚えられなくて……娘にたよってしまいます。

チャキさんのお働きの祝福をお祈りします。
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