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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

花のリース(その1)

2010-11-14 16:26:23 | CS(子供伝道)

主人のリフレッシュ休暇は最終日になりました。先週は日光旅行の後、お土産を届けに千葉と東京、両方の実家に行き、帰ってきた翌日からふたたび息子一家が泊まりに来て……。
めまぐるしい日々を過ごしています。今、ヒックンが昼寝をしているのでやっと一息ついたところです。

先週CS低学年の礼拝でお話をしましたが、今日は高学年礼拝でのメッセージを依頼されてお話しさせていただきました。

高学年の子どもたちはクリスマス会に向けて人形劇の練習をしています。
「ちいさなリース」さかもとふぁみ作  (フォレストブックス)という絵本をもとにした作品を演じます。

物語の粗筋を紹介します。

「カロル」という名の恐ろしい将軍は、罪のない人を次々と牢屋になげこみ、殺していました。
町の人達は将軍を恐れていました。

ある日、将軍の家の門に小さな花のリースがおいてありました。将軍はそれを見つけて、足で踏んずけましたが、翌日もその翌日も小さなリースが家の門の前に置いてあります。

その贈り主は、小さな女の子でした。その女の子の両親は、将軍によって牢屋に入れられ、死んでしまったそうです。けれども女の子は、お父さんとお母さんが「あなたの敵を愛しなさい」と言っていたのを思い出してカロル将軍に花のリースを贈っていたのでした。

このことを知った将軍は、大きな声をあげて、泣きました。将軍は罪を悔い改め優しい人間になったので、その国は平和になりました。


これは、ルーマニアで実際にあった話をもとにした絵本です。感動的な物語で絵も素晴らしいです。現在絶版になっていることが残念です。

5年前には教師達でスライド劇をしました。(2005年12月21日のブログに書いています)
そのとき、わたしが台本を書きました。台本を書くため何度も絵本を読み、主人公の女の子の気持ちを想像し、カロル将軍の気持ちを考えました。

そこには深いメッセージがこめられていることに気づきました。

                  つづく

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