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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

カリス(その3)

2006-01-06 12:24:17 | エッセイ

今日も寒いです。今日の土浦の予想最高気温は5度だそうです。日本海側は大雪でどれだけ大変なことでしょう。雪の被害が出ないようにお祈りします。

石油ファンヒーターをつけていますが、パソコンの置いてあるコーナーは、ストーブから離れていてちっとも暖かくありません。なんとか暖かくする方法はないかと考えて、扇風機を出して回してみました。そうしたらとても暖かくなりました。空気を動かすだけでこんなに違うのですね。

今日もカリス(恵み)について考えてみました。食事がおいしくとれることはなんという恵みでしょう。このお正月は両方の実家と妹の家でご馳走になり、体重が2㎏も増えてしまいました。最近なぜか(年齢のせいかホルモン剤のせいかわかりません……)体重が増える一方なので、ダイエットしなければなどと思っていますが、太る悩みがあるというのは感謝なことですよね。食べられるということですから。

昨日は喘息の発作のために食べられなくなったと書きましたが、あれから10日間入院して、入院中はほとんど食べられませんでした。呼吸が苦しいのと、生まれたばかりの赤ん坊を実家に置いてきたことへの気がかりと、3歳の長男(長男は主人の実家に預かってもらっていました)に会いたい思いで胸が張り裂けそうだったからです。

自分の言葉が友人を傷つけてしまったことがわかったときも食べられませんでした。具合が悪くなるから食べなくては……と思い無理矢理口に食べ物を入れても、飲み込めないのです。いま、深い悲しみや心配事があって食べられない人がいたら、どうかおいしく食べることができるように願います。

また、世界には飢えて死んでいく人たちが大勢います。食べたくても食べ物のないつらさは想像の域を超えています。食前の祈りで毎回「世界中の人たちに食べ物が与えられますように」と祈っています。

「人間はね、ちゃんと食べないと元気が出ないように造られているんだよ」と言った友人の言葉を思い出しました。



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