減少した犯罪件数

　佐倉防犯パトロールネットワークの運営委員会で、警察から昨年1年間の犯罪発生件数（認知件数）について説明がありました。昨年は久しぶりに佐倉警察署管内の佐倉市、八街市、酒々井町の２市１町とも犯罪数は減少しました。

　一番減少率の大きい佐倉市は前年に比べて225件、17％減でした。佐倉市は14年連続で減少していますので、7～8年前に比べると半減です。犯罪の減少は全国的な傾向ではありますが、千葉県の昨年の減少率は6％台ですから佐倉の成績は5位と上位なのです。

　ただ窃盗犯の合計数は減っているのですが、種別で見ると空き巣と自動車の盗難、部品ねらい、車上ねらいはほぼ横ばいです。各自が注意することで減らせる犯罪ですから、さらに啓発していきます。

　この傾向は八街市、酒々井町も一緒で、自動車関連の犯罪は増加しています。ただこの地区には来年度でそれぞれ駅前に防犯ボックスができることになっていますので、パトロールが強化されて減少効果がでてくるでしょう。

知能犯、風俗犯は増加しています。知能犯は振り込めや還付金などの特殊詐欺です。1件ごとの金額は減りましたが件数は増えているのです。また風俗犯は女性の体に触ったり、いやらしい言葉かけたりするものです。

　この犯罪は志津・ユーカリが丘地区に多いそうですが犯人は検挙されていますので、来年は減少に向かうのではないかと思います。佐倉市内のボランティア防犯組織は団体数が多いだけではなく活動も活発です。

　私たちも発生件数の減少はパトロール活動の励みになりますので、まちを守る会のメンバーでデータを共有し、さらに犯罪抑止に結びつく活動に高めていきます。