「あさが来た」

　NHKの「あさが来た」が面白い。平日は朝の見守りを7時50分には終えて、自転車を思い切り走らせて帰えり家に飛び込む。手洗いとうがいをそこそこにコーヒーを飲みながらの楽しい15分だ。

　テレビに間に合わせたいのでまだ登校してこない児童が2～3人いるのだが常習者で、また高学年なので最後まで見守らずに帰ってくる。それでも間に合わない時は家内に電話して録画してもらう。

　波瑠の前向きな生き方と明るさ、それに元気さが良いんだろうと思う。連続テレビ小説は脇役陣も充実していて、番組によってはその大物脇役者が目立ってしまうのだが、「あさが来た」は波瑠と宮崎あおいのダブルヒロインが惹きつける。

　テレビ小説は主婦の視聴が多いというが、いやいや私たち男性の高齢者も良く見ていて、スクールガードの待ち時間で話題になる。会議でもすでに「びっくりぽん」というあさの言葉が飛び出すほどだ。

　1日の放送回数が多いし1週間まとめての放送もあり、また録画で見る人などビジネスマンにも視聴者は多いらしい。モデルの広岡浅子さんが明治を代表する女性経営者で、炭鉱の経営を手始めに銀行、生命保険会社、女子大学などを設立したという成功者だからだろうか。

　ただ広岡さんは波乱万丈の人生で、座右の銘は「九転び十起き」だというから、何度も失敗を繰り返しながらも立ち上げってきたのだろう。「何でだろう」という疑問を持つ生き方は現在の経営に求められることだ。

　来年3月までは土日が7時30分からのBSプレミアム、平日は総合テレビの8時からが待ち遠しい朝の楽しい時間だ。