晩酌は夏もビール1杯の後は日本酒だが、爽やかな秋を感じるようになって一段と美味しさを増してくる。通常は秋田県の「高清水」に決めているが、友人が現地の酒店から購入する時は一緒に頼むので、時に岩手県陸前高田の「酔仙」や宮城の「浦霞」になる。
それぞれ美味しい酒だが先日は大阪池田の「呉春」を分けてもらった。新婚当時池田に住んでいたし、その後の住まいも池田市の奥だったので電車で毎日池田駅を通っていた。そんなことで池田の酒には思い出もあるのだが、「呉春」はなかなか手に入らなかったので懐かしい。
朝晩が涼しくなるといよいよ私の好きな鍋シーズンだ。まだ汗をかきながらの食事になるが、それでも嬉しい。鍋の良いのは残った汁を使う翌朝のおじやが、これまた美味しいことだ。特に魚を使った鍋の後が楽しい。
昨日は畑で取れたニラを使ったキムチ鍋だった。鍋の時は夫婦で4人前作るので鍋料理で満腹になり、ご飯は一口程度にするので太る心配はない。また秋刀魚は油がのってこれまた美味しい時期になった。
秋を感じるようになると毎年Iさんから大分産のカボスをたくさんいただく。秋刀魚に掛けるのはもちろんだが、酒に少し垂らしても美味しい。食欲の秋だが今年は残暑が短かったので、爽やかな日が長く続きそうだ。
野菜は端境期でほとんど収穫はないが、大根やかぶ、ホウレン草などが芽を出し、白菜とブロッコリーの苗も根が付いた。鍋物に使えるネギもある。しばらくしてこれらが食卓を飾るのを楽しみにしている。
