賢い1年生、2年生

　朝から蒸し暑かったが強い南風が吹いていたので見守りの時は心地良かった。しかし家に戻るのは向かい風なので自転車がなかなか進まない。ビル風の強い高層マンションから通う子どもたちは風にあおられて大変だったらしいが、雨が降らなかっただけまだ良かった。

　ところが帰りは雨になった。スクールガードの仲間が傘の骨を折るくらいの風だったので傘を風に向かって差さなければならないが、そうすると前が見えない。人や自転車とぶつかる危険もあるが、それよりも風で車道に飛ばされないか心配していた。
　
　ほとんどの児童がプールで使う首のところにゴム紐を入れたタオルを被っている。これなら弱い雨なので何とかしのげる。運よく1年生、2年生はプールの授業があった。誰かが言い出して真似をしていったのだが、それにしても賢い。

　朝の見守りの時に校長先生が私の持ち場に来られて、日曜日に行った社協のブロック会議で宿題になっていた、チューリップの球根植えについて答えを持ってこられた。校長先生は「6年生に作業をさせることにしました。昨年秋にふるさと広場のチューリップ畑で一人25球ずつ植えているので上手ですよ」と言われる。

　通学路の花いっぱい運動は地域住民が中心になって行うことに変わりはないが、学校も参加する共同作業になる。6年生が植えたことを下級生に伝えてくれれば、全校児童が花の成長を楽しみにするようになるだろう。