悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

トークショー

2013-05-16 19:19:39 | Weblog
 ニッポンランナーズの理事長金哲彦さん(*)のトークショーで陸上競技の厳しさを聞いた。今年の世界陸上モスクワには日本からの出場選手が大幅に減るらしい。陸連が出場できる基準を標準記録から認定記録に変えたため、従来60人くらい参加した日本選手団が今回は30人前後になる可能性がある。

 標準記録は日本記録よりも低いもので選考大会に入賞すれば選ばれていた。しかし今度の認定記録は厳しく日本記録以上のタイムを要求するものもあるという。これは世界記録に準じるもので、女子のマラソンでも2時間20分で走れる若手がいないため、野口みずきなどベテラン3人だけになった(男子は川内選手ら5名)。

 厳しくするのは水泳が同じ方法で記録を上げてきたことに倣ったという。選手は世界陸上、オリンピックに出場することを目標に努力しているが世界記録には遠く及ばない。男子のマラソンも世界の上位者は2時間3分台で走るが、日本の記録は2時間6分台。

 それでもマラソンはまだ人気がある。他の陸上競技が弱い一因は、参加することに意義がある、との方針で世界レベルよりもはるかに低い選手でも出場させていたからだという。今回の厳しい処置で選手たちが奮起し、世界レベルに達するような記録が出せるようになると良いのだがー。

 トークショーは午後6時半からの開始と遅かったためステイヤング会からの参加者はわずかに3名だけだった。ジジババでも参加できるようにするためには遅くても5時開始、7時終了でないと難しい。

 テレビ解説者の金さんは、日本人の出場が少ないと視聴率が低くなるのではないかと心配していた。テレビ放映の時間減少、陸上競技人気低迷、陸上を目指す選手の減少という悪の循環にならないようにしなければならないだろう。

(*)金哲彦さん NHKマラソン解説者 NHK「ランスマ(RUN X SMALE)」BS1などに出演中

 
 
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