元気な雑草

　畑ではほうれん草や小松菜が寒さで伸びが止まっているし草も目立たないが、庭では芝生の間から元気な雑草が緑の顔を見せるようになった。盛りのパンジーの周囲で咲くときれいに見える。気温は低いが日照時間が長くなったからだろうか。

　収穫するものはないが1ヶ月ぶりで畑に行くと、通路は霜が解けてドロドロだ。先日の強風で一部が剥がれてしまった玉ねぎのマルチ（ビニールの被い）を埋めなおした。端を掘ってマルチを埋めるのだが、少し掘ると土が凍っている。

　その玉ねぎ。昨年は大きな玉が元気に育ったが、今年は暖かくなって元気になるかどうか。霜で根が浮いて枯れたようになっている。自家産の玉ねぎは甘くて美味しいので、このまま枯れてしまうようだと苗を買って植え直さなければならない。

　家から3キロくらいしか離れていないが、寒さは畑の方がはるかに厳しい。井戸からパイプで畑に配管しているが10時ごろでも凍ったまま。風も冷たい。来月初めに植えるジャガイモの準備をしたいが、マルチを張り直しただけで逃げ帰ってきた。

　隣の家が風を防いでくれて庭は暖かいので、久しぶりに太陽を浴びながら草取りをした。憎たらしい夏の草と違って、寒さを乗り越えた雑草には愛おしさを感じる。まだ小さいので抜きやすいし今抜いておいたら春本番になってからが楽だろう。

　雪国では平成18年豪雪を超える降雪で被害が報道されているが、それでも春は少しずつ近づいているようだ。