「主を迎える日に備える」
毎年楽しみにしていますメジャーリーグ(アメリカの野球)が始まった。今年は元楽天の田中将大投手が移籍し、活躍することを楽しみにしている。その一方で、あれだけの活躍し記録を打ち立てたイチローは、年齢(40歳)も進み今は控えの選手となっている。まだまだ活躍できるのだが、実力のある若い選手の起用により、イチローの出番は激減している。「野球の記録で話したい」というブログには、「ここ3年は不本意な成績を上げているが、イチローは全盛期と変わらぬ誠実さで丁寧に準備をし、心を込めて打席に立っている。その姿は、名人上手の舞を見るようであり、枯淡の域の美しさもある。イチローが自らの衰えを直視し、惨めさも、悲哀も受け止めて、精いっぱい残りの野球人としての生命を生きようとしているのなら、我々はそれを黙って見つめていけばよいと思う」とあった。私が尊敬するイチローのプロ意識は、いつ出番が来てもよいように、最善の備えをしていることである。
2014.4.6