6月3日 【天のマナ】

「命は神のもの」

「あなたは殺してはならない」（出エジプト記２０：１５）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
近年、年間の自殺者は３万人を超え、交通事故で亡くなる方の３倍以上と言われます。先週も自殺者のニュースが流れ、私達も心痛みました。本人達は苦悩があったのでしょう。単純には責められません。人は人生の中でいろんな意味で失敗するものです。失敗したことは素直に認め悔い改め償えば、ゆるされる世界があるのです。自殺に逃げないで、勇気をもって生き、その失敗を乗り越えていただきたいと思います。

テレビかラジオだったか、次のような質問があったことを聞きました。「なぜ、自殺や他殺をしてはいけないのですか？」。ある人は「命を失うことは痛みと悲しみを生むから」、またある人は「命は大切で一回きりなもの，命を失っては何を持っても取り戻せないから」と応えるでしょう。確かにそうだと思います。しかし、私達はそれと共にもっと根本的なことに目を向け応える必要があります。それは、命は主なる神様のものであり、私達は命をあずけられ生かされているのであります。「生」「死」は、主なる神様の領域であり、御手の中にあるものです。だから、命を絶つ事絶たせる事は、神の領域を侵すことであり、罪でありいけないことなのです。

講壇の花

２００７年６月３日
担当　Ｓ・Ｈ姉

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　投稿　Ｓ・Ｉ