静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2008年06月29日 | 天のマナ
「キッチンの壁紙の色は?」

 柿谷師の本の中に一つの話があり、私の考えも加えさせていただいて記したいと思います。
 一組の夫妻がいました。台所の壁紙をどの色にしようかと相談になりました。夫は、「ピンクが良い」と言い、妻は「グリーンが良い」と言います。夫婦は平等ですので、お互いに一票を持っています。「ピンク」に一票、「グリーン」に一票で決まりません。夫には一票の権利と共に、議長権があります。同票の場合は、夫の議長権が行使されます。ここで、夫の妻への愛が確かめられ問われます。賢い夫は、「キッチンでの働きは自分よりも妻がすることが多いので、妻が働きやすいようにしよう」と「グリーン」に決定するのです。しかし、いろいろな夫もいまして、「ピンク」で押し切る夫もいるわけです。そうした時妻は、夫には何か深い考えと目的があるに違いないと、いかにも自分が「ピンク」を選んだように、夫に従うのです。やがて、「ピンク」がしっくりこない夫は、「グリーン」にしようと言うでしょう。

 つまり、夫の議長権は、自分の願望を通すためのものではなく、妻への愛、家族への愛のゆえに行使され、妻や家族を幸せに導く権利なのであります。妻の仕えることは、盲目的に奴隷的に従うことではなく、夫の考えを尊重するという自発的なことであります。どうしたら妻は仕えてくれるのでしょうか?どうしたら夫は愛してくれるのでしょうか? 相手からしてくれたらではなく、神の愛をいただき、自らしていくことです。

2008/6/29
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