「信頼による勝利」
どんな時、何を理由にあなたは人を信頼するでしょうか? 例になるかどうかはわかりませんが、私は、娘の大学や専門学校の奨学金を、借りていますが、そのためには、親だけではなく親以外に第三者の保証人を必要とします。そこで兄や弟に頼み、保証人となってもらっています。彼らは、引き受けてくれています。身内ということもあるかと思いますが、私を信頼してくれているのです。「信頼」するとは、相手に今、目に見える財的や物的な保証がない時にこそ、発動される心の動きであります。では、何もないかというとそうでもありません。目に見える物はないかも知れませんが、相手の人格、相手の今までの言動の真実さや誠実さ、その歩みが信頼の根拠となるのであります。
私たちが神を信頼するのもこれと近いと思います。今、私たちの願うことが、私たちの目の前にはまだ実現されていませんが、今までに溢れ続けている神の愛、誠実さ、神の真実さに目を向ける時、神は十分に信頼に値する方であるということは言うまでもなく、この神に信頼することこそが勝利を与えるのであります。
2014・3・30