「いのちの源なる神」 使徒行伝9:32~43
新年も使徒行伝と詩篇より、主のみ言葉をいただきます。聖書の記事は、サウロの回心からペテロの宣教へと移ります。ペテロは、エルサレムより西およそ45キロあるルダ、そして地中海に面した街ヨッパに宣教に行き、聖徒達を励まします。
Ⅰ 驚くべきいのちの源なる神
ルダでは、8年間中風に悩まされていた人を癒し立ち上がらせ、ヨッパにおいては、タビダ(ドルカス)を生き返らされました。このことを通して、いのちは神の御手にあることを神は示されました。人は使命が与えられている間は生かされ、使命を果たしたなら天に引き上げられるのです。「主なる神は土のちりで人を造り、命の息(霊)をその鼻に吹き入れられた。そこで人は生きたものとなった」(創世記2:7)。「ちりはもとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る」(伝道の書12:7)とあるようにです。神はいのちであり、いのちの源なのです。
Ⅱ いのちの源なる神に活かされて
「永遠のいのちとは、父なる神とイエス様ご自身を知ること」(ヨハネ17:3)です。神を信じ神に立ち帰り、神に繋がると、いのちの源なる神からいのちが流れ込んでくるのです。永遠のいのちとは、時間的に永遠というだけではなく、今この時、神のいのちに私たちが溢れるということであります。
地上でのいのちだけではなく、永遠のいのちをいただいているキリスト者は、神のいのちに溢れさせていただき、この地上での使命を果たさせていただきましょう。いつ主はお迎えに来られてよいように。
2014/1/5 説教者 杉本守