「主を賛美せよ」 詩篇33編1~22節
この詩篇は公の共同体の賛美の詩であります。彼らは誰に何を詩っているのでしょうか。
Ⅰ 世界を見られる主
「主を賛美せよ」「主をほめたたえよ」と勧められています。賛美を受けられるのは主なる神です。では誰が賛美をささげるのでしょうか。「正しき者よ」「直き者」とあります。それは、神によって罪赦され義とせられ、神との関係が回復し正しくされた者のことであります。どのような方法で賛美をささげるのでしょうか。それは、楽器により新しい歌で喜びの声をあげてであります。なぜ賛美をささげるのでしょうか。その理由は、主なる神が世界の創造者であり、支配者として君臨し、この世界に目を注がれ摂理をもって導かれているからです。
Ⅱ 主を恐れる者を見られる主
世界を見られる主なる神は、主を恐れる者達にも目を注がれています(18)。そして、主なる神は、その者達に心を留め、心を造り、魂に救いを与え、盾となり助けられるのです。私達が賛美をささげる主なる神は、そういうお方であります。
この真の神を主とする者はどんなに幸いなことでしょうか。この主なる神を共に賛美ささげましょう。
2010/11/14 説教者 杉本守