「神に信頼する」 詩篇62篇1~12節
この詩篇は、「故人の信頼」をあらわした詩で、アブシャロムに王座を追われた時のダビデの詩ではないかと言われています。
Ⅰ 決して動かされない
「人を尊い地位から落とそう」とあるように、ダビデは王座を追われ、その中で「傾いた石垣」「揺り動くまがき」とあるように、自らをそのように感じていました。しかし、神に目を向けた時、彼は、決して動かされないことを感じ確信し告白したのです。
Ⅱ 神こそ我が岩
彼は、アブシャロムによって民衆(低き人)は騙され、彼の側近でさえも(高き人)も操られ、人に頼ることの空しさを感じ、人ではなく神に頼ったからです。その神こそ岩である。「ただ」「こそ」との繰り返しは、Only God(神のみ)である確信の告白であり信頼であります。
私達は神を見上げ神に信頼しているでしょうか。ただただ神により頼むものでありたいのです。
2012/9/23 説教者 杉本守