「天国を真剣に求めよ」 マタイによる福音書11章1~19節
主イエスは、弟子達を派遣した後も、各町々を巡り、神の国の到来を宣べ伝えました。本日は、その時にバプテスマのヨハネから彼の弟子達が、主イエスに質問を持ってきた箇所です。
Ⅰ 「天国」とは
バプテスマのヨハネの質問への答えとして、主イエスはイザヤ所35章5、6節のメシヤ(救い主)の預言の箇所を引用し、その預言の成就としての自らの業、そしてその業により神の国の到来をなしていることを語り、自らがメシヤであることを示されたのです。
天国(神の国)とは、神の恵みの支配であります。神の恵みの支配が主イエスによって、ある時には病の癒し(病への勝利)としてあらわされ、別には悪霊の追い出しや死人を生き返らせる(悪霊、死に打ち勝つ)こととしてあらわされ、何よりも魂の救い(罪の赦し)としてあらわされているのであります。
Ⅱ 「天国」を求める
そして「天国」は、激しく襲われているのであります。神の恵みの支配を受けたい強く願う者達が、神の恵みの支配を受け、天国の祝福をこの時代にあって受けているのです。天国は、将来、終末に訪れるものだけれはないのです。
天国の豊かな恵みを、今週も激しく求め、その恵みにあずかりましょう。
2010/11/21 説教者 杉本守