「神を信じます」
昨日、信徒の方のお父様の葬儀が教会堂でなされました。今から十数年前、グレース・チャペルに来られ、大きな痛みを通りながらも、その中で「神を信じる」と告白されたのでした。その後の信仰生活は、洗礼を受けたり、礼拝に継続してという教会生活の歩みではありませんでしたが、一回でも心から「神を信じる」と告白された出来事は、決して神の前で忘れられたり、地に落ちたりするものではなく、しっかりと神に受け止められ憶えられているに違いありません。
もちろん、神の御心は、私達が信仰告白をして、洗礼を受け、教会生活をしていくことでありますが、霊的、身体的、物理的状態や状況によっては、精一杯する中にも教会生活ができないというケースもあるのです。私達は、このような状態や状況にある方々を慰め、励まし、一つの枠で判断せず、その方のテンポに合わせて、接していく必要をおぼえるのです。
大きな大きな主イエスの、大きな大きな宣言が心に響きます。
「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう。」(ルカによる福音書23章43節)
2008/5/4