「受難週の黙想」 「主なる神の前に沈黙せよ」(ゼパニヤ書1:7)
今週は、受難週です。イエス・キリストが十字架へと向かわれた日々です。今日は、棕櫚の主日と言われ、主イエスがエルサレムにロバの子に乗って入場した日です。月曜日は宮清めの日、火曜日は神殿で教えをなされ、水曜日はベタニヤで香油を受け、木曜日は最後の晩餐で弟子たちの足を洗い聖餐式を制定され、その夜中ゲッセマネの園で祈られました。そして金曜日に十字架に掛かられたのです。この受難(十字架)が私たちを救うためであることを思う時に、いつも以上に主の前に静まり、み言葉を読み黙想をもって主と交わることが大切であります。特に、エルサレム入場からの福音書を読み、主イエスの思いやゲッセマネの祈り、十字架の苦しみを黙想することをしたいのです。私たちは御言葉を読むとすぐに祈りを始め、自分の気持ちや願いを話し始めますが、この受難週では、祈りの前に黙想の時を持つことをお勧め致します。主イエスは、私たちに静かに語り霊的な深い交わりを望んでいるに違いないからです。
2014/4/13