「希望は失望に終わることはない」(ローマ5:5)
ある青年がシナリオ・ライターになる夢を抱き、自作の原稿を持って何度も何度もハリウッドのプロデューサーの所へ行きました。ところが、50人を越すプロデューサーから「君の作品は使えない。才能はないし時間の無駄だよ」と言われました。
この青年は、出生時の医療ミスにより、顔面左側の神経が傷つき、麻痺を起こし、それが原因で言語障害を持ち、劣等感により卑屈になってしまいました。学校でもいじめられ、12歳の時には両親が離婚したことを切っ掛けに非行に走り、なんと14の学校から放校処分を受けました。演劇に興味を持ち、演劇学科に入学も授業料が払えなくなり2年で中退、俳優を志しオーディションを受け続けますが、54回も落ちるのでした。しかし彼はあきらめずに、三日間で書き上げた一つの作品をプロダクションに持ち込み、それがなんと不思議にも評価され、その青年自らが主役を演じ映画になりました。その作品は、あの大ヒットした「ロッキー」で、第49回アカデミー賞・作品賞を獲得したのでした。この青年の名は、シルベスター・スタローンでした。
人を創造された神は、素晴らしいタラントを一人一人に与えられているのです。私たちもそのタラントを活かし、希望をもって歩み主の栄光をあらわしましょう。
2013/6/9