「へりくださる者への幸い」 マタイによる福音書18章1~14節
主イエスの弟子たちの関心は、「天国で誰が一番偉いか」ということであり、彼らは主イエスに尋ねました。
Ⅰ 天国に入るには
主イエスは、「天国で誰が一番偉いか」という問いへ答える先に、「天国に入るには」ということを答えました。それは、「幼な子のようになる」ということでした。「幼な子」というのは、未熟な者であり失敗をする者です。ですから、自らを神の前にも人の前にも未熟で足りない者であるとの自覚を常にすることです。しかし、それだけではありません。幼な子は、自らの弱さをしり、親により頼る者です。親の保護なしに幼な子は生きていけません。そのように、主イエスの十字架による救いを信じ、主イエスに信頼しその信仰に生き続ける者が、天国に入るのです。
Ⅱ 天国で一番偉いのは
続いて主イエスは、天国で一番偉いのは、へりくだる者(自分を低くする者)であるといわれました。「へりくだる」とは、自己卑下でも卑屈になることでも開き直ることでもありません。それは、自分の足りなさを認めると同時に、主にあってできるという信仰をもって歩むということです。さらに、主の心を心とすることであります。そういう者が天国で一番偉いのです。
主イエスを信じ歩む者として、天国に入れる者として、天国にふさわしい者とされていきましょう。
2011/11/20 説教者 杉本守
目に見えない存在だから、つい目に見えるものに頼ってしまう。。。
神様を近くに感じながら歩みたいな