静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2016年07月31日 | 天のマナ
 「神が造られた存在の尊さ」

 人の価値や尊さはどこにあるのでしょうか?人間はすぐに、社会はすぐに、行動やその結果の功績で、人の価値や尊さを判断しようといたします。そこには他者と比べるということが常にあります。横を向き、人に認められられるために、社会に評価されるために生きるのは、とても不安定な生き方です。良い結果が残せた時は価値があり、そうでないと価値がないという、上がり下がりの生き方はだからです。人は、行動やその結果の功績ではなく、神が造られた存在ということに価値があるのです。横を見て人と比べず、上を見て(神を仰いで)、神が世界にひとりだけの尊い存在として私を造って下さったことに、すでに尊さと価値があるのです。また、神は独り子を犠牲にしてまで、あなたを愛しているから価値があるのです。何かをした、しないにかかわらず、あなたはすでに尊い存在なのです。認められるために頑張るのではなく、常に尊い者として認められていることに感謝し喜び、精一杯生きていくのです。
 先週、恐ろしい事件が起こりました。障害者、生涯病床の方々、病床の老人の方々は、尊くないのでしょうか。いいえ、尊く価値がある方々です。その存在を通して、神の栄光をあらわし、私達に慰めや励ましや笑顔を与え、心の奥に仕舞い込んでいる優しさを引き出してくれているのです。ギリシャ語で人間は「アンスローポス」です。この語の意味は、「上を見る者」です。尊く造って下さった神を見上げて生きるのが人間なのです。
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