静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教要約

2011年07月17日 | 教会だより

 「しっかりするのだ」 マタイによる福音書14章22~33節

 主イエスのこの奇跡はとてもユニークであります。湖上を歩いて舟に乗っている弟子達のもとへ行ったのであります。私たちの神は、全能のお方であり、なんと人間の考えを超えた不思議な方であります。私たちは、人間の理性の中に閉じ込められない、理解を超えた全能の神を信じることができている幸いを感謝するのです。

Ⅰ 強いられる恵み

 五つのパンと二匹の魚をもって、五千人以上の者の腹を満たした方を群集は、イスラエルの王としようとします。しかし、主イエスは、一時代の一地域の王になるためにこの世に来られたのではなく、永遠の王、全宇宙の王として永遠の救い(罪と永遠の滅びからの魂の救い)のために来られたので、群集を避けて山に退き、父なる神の前に祈ったのでした。そして弟子達もその熱狂から引き離すために、舟に強いて乗り込ませ向こう岸へ行かせました。しかし、その主イエスの言葉に従った彼らでしたが、途中で逆風に遭い、朝方まで漕ぎ悩んだのでした。祈り終えた主イエスは、漕ぎ悩む弟子達に心をとめ、湖の上を歩いて彼らに近づきました。彼らは、主イエスを幽霊だと思い恐怖の叫び声を上げたのでした。

Ⅱ 強いられる恵みを受ける

 その彼らに主イエスは、すぐに「しっかりするのだ。わたしである。恐れることはない」と声をかけなさいました。主イエスが命じられたことは、どんな困難があろうとも主イエスは責任をもって導いてくださる方です。彼らは安心をいたします。そうするとすぐにペテロが主イエスに、自分も湖の上を歩きたいと願い出ます。主イエスは、「来なさい」と彼に言い、主イエスはペテロを湖の上に歩き出させます。彼も主イエスを見ているうちは歩けたのですが、主イエスから目を離し風を見たときに、心の中で疑いが起こり、その時に彼は沈んでしまします。おぼれかけている彼を主イエスは、すぐに手を伸ばし引き上げ、舟に乗り込みます。そうすると波風はおさまったのです。

 時々私たちも、強いられるような境遇に置かれますが、主イエスに従っているなら、必ず主イエスは助けてくださり導いてくださり、私たちはそこでしか得られない神の恵みを体験していくのです。

2011・7・17 説教者 杉本守

 

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