「この世界に来られた神」 ヨハネによる福音書1章14~18節
ヨハネによる福音書1章は、主イエスの弟子ヨハネとバプテスマのヨハネが、救い主イエスを紹介しています。主の弟子であるヨハネは、イエスを「人となられた神、恵みとまこととに満ちている神」と証言しています。
Ⅰ 人となられた神
主イエスは、「言」と記されています。まさしく「言」は、父なる神の御心、意志そのものであることをあらわしています。主イエスはまさしく100%父なる神に従われた方であります。主イエスを見れば父なる神がわかります。また主イエスは、永遠の神であり、父なる神と一つであり、すべてのものの創造者であります。この方が、肉体をとって人となられたのです。自らを低く貧しくし、自らに制限を与え、神のあふれ出る栄光をしまい込んだのです。しかし、神の栄光はほとばしり出ておりました。「宿る」は天幕を張る、滞在するということです。なぜ、そこまで子なる神イエスはされたのでしょうか。それは私たち人間を救うためであります。
Ⅱ 恵みとまことに満ちている神
3年間、主イエスと共に歩んだヨハネは、主イエスと共に、あの十字架の下にまでも共にした者です。彼は、主イエスの生涯の中で、イエスからほとばしりでる神の恵みとまことによって、イエスに出会う人々が救われていくのをみたのでありました。そして、自らもその主イエスの救いを受けた一人として紹介しているのです。
あなたはどのように主イエスを知り出会い、交わりをもっているでしょうか?このクリスマス、この方をヨハネのように体験し紹介して歩みたいのです。
2010/12/19 説教者 杉本守