静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教要約

2009年10月18日 | 説教要約
「旧約を成就したイエス」 マタイによる福音書5章17~20節

 旧約と新約、律法と信仰を私達はどのように、捉えればよいのでしょうか。主イエスの山上の説教から、主の御心を知らせていただきましょう。

Ⅰ 律法に示された旧約
 旧約聖書を時には、「律法や預言者」といったり、「律法と預言と諸書(詩歌など)」といったり、ただ「律法」といってあらわしたりします。
 救い主イエス以前に、主なる神は、人類の代表としてアダムに対し、約束を結びましたが、アダムはその約束を破りました。また主なる神は、全民の代表としてイスラエルを神の民として選ばれ、契約を結びました。それがモーセの十戒を中心として律法です。神は、真に人間としてのあるべき姿、行動の基準を人間に示したのです。そして、民もそれに従い神の祝福を得るはずでありましたが、神の民イスラエルもその律法を守らず、旧約を破り続けたのです。

Ⅱ 律法を成就した主イエス 
 そこで主なる神は、律法を行えない人間を憐れみ、救い主イエスを人として遣わし、主イエスが人類の代表として、真のアダムとして、律法を完全に守り、神の言葉である律法を成就するようにしてくださったのです。それだけではありません。新しい契約(新約)を十字架による犠牲のゆえに結んでくださったのです。それは、行いによって義とされるのではなく、信仰によって、イエスを救い主と信じることによって、イエスの義を信じる私達に与えてくださり、罪をゆるし、神の子とし、永遠の命を与えてくださったのです。

 私達キリスト者は、もはや律法の下にあるのではなく、信じることによって与えられる恵みの下にあるのです。恵みの下に身を置くときに、神からいただく力によってみ言葉を行う者とされていくのです。

2009/10/18 説教者 杉本守
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天のマナ | トップ | 講壇の花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

説教要約」カテゴリの最新記事