静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2010年03月28日 | 天のマナ
「十字架から復活へ」 

 本日は、イエス・キリストのエルサレム入城の日で、群衆がしゅろの枝を振ったり、道に敷いたりして迎えたことから「しゅろの聖日」といいます。そして、この日から復活日の前日の土曜日までの1週間が受難週で、聖週とも呼ばれます。この週は、特にイエス・キリストの受難を瞑想します。受難前日の木曜日はイエスが弟子の足を洗われた日で、実際に互いに足を洗い合う習慣のある教会もあり、赦免と謙遜がすすめられます。それに引き続いて聖餐式が行われます。

 受難節の6聖日ごとに7本のロウソクを1本ずつ消して、受難日には真っ暗にしたり、十字架を会堂に置いたりして主の死を覚える教会、また受難週を通じて特別祈会を開く教会もあります。個人生活においては、生活の中に敬虔さが深まるようにと、断食を守る人もいます。イエスの墓と3本の十字架の絵や飾りを置く家庭もあります。音楽好きな人は、マタイの福音書の受難記事を読みながら、バッハのマタイ受難曲を聞くということです。受難のキリストへの信仰が、人によって具体的な生活となって現れて来るのでしょう。

 受難週の過ごし方は、それを規則で定めて、外的な行為を整えるものではありません。自分自身が主の前に立ち、その受難と死を瞑想し、自分の罪を悔い改め、イエス・キリストの贖いを覚え感謝するためにあるのです。 こうした暗く重い受難節は、終点ではなく、勝利と歓喜の復活に到達する通過期間です。この受難節の過ごし方次第で、復活の意味の深さと喜びの大きさの認知に深みと幅ができてくるのでしょう。

        (湘南セントラル・チャーチ トピックより抜粋させていただきました)
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