「永遠にして真の王」 詩篇72篇1~20節
この72篇の内容は、「王のための取り成し」であります。
Ⅰ 真の王とは
真の王の姿は、公正と義をもって民を治め豊かな平和をもたらすこと(2~7)であり、愛をもって悩むものを弁護し、貧しい者の子らを救い、虐げる者どもを打ち砕くこと(4,12~14)であます。そして、真の王の統治は継続され拡大され民を活かしていくものであります。
Ⅱ 真の王なる主イエス
しかし、人間はすぐに自分の公正と義をもって真の王であり成そうとします。ここでの公正と義とは、自らのものではなく、神の公正と義でなければなりません。なぜなら、人間のもの(信念、イデオロギー)は状況によって変わり、私利私欲や自己保身に陥るからであります。神の公正と義をもって真の王として歩まれた方がいます。それは主イエスであります。主イエスの地上での歩みはまさしくそうでありました。
この真の王に毎朝祈り、神の公平と義、愛をいただき、仕えていきましょう。
2013/5/26 説教者 杉本守