静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教要約

2010年10月10日 | 説教要約
「祈りの居城」詩篇31篇21~24節

 迫害と辱めによって身も魂も衰弱しきった中で、詩人は主を仰いでいるこの詩篇から、神の御心を知らしていただきましょう。

Ⅰ 逆境の中での祈り
 詩人は、逆境の中であったことが9~13節からわかります。これはダビデの詩で、ダビデがサウル王の手を逃れて、マオンの荒野にいた時(第一サムエル23章)のものであるとも言われるものです。
 この逆境の中で、詩人は何をしたでしょうか。詩人は主を仰ぎ心ひるまず祈っていたのです。「御顔をあなたのしもべの上に輝かせてください」と。彼にとってはまさしく、主こそ私を救う堅固な城であり、隠れ家であり、彼はそこに身を寄せたのです。

Ⅱ 逆境の中での恵みの体験
 彼は祈りの中で、彼の苦悩が主の恵みによって突き破られる経験をいたしました。21節に「主はほむべきかな」と神をたたえています。その理由は、主はこの逆境の中でも、その中でしか味わえない隠された神の恵みを見い出し体験したからでした。そして、自らを含め「すべて主を待ち望む者に、強くあれ、心を雄雄しくあれ」と叫びこの詩を終えています。

 私たちは逆境の時、何をするでしょうか。詩人のように堅固な城である神の懐に、私たちの祈りの居城に身をおいて、そこに隠されている神の恵みを体験したいのです。

2010・10・10 説教者 杉本守
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