静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2020年04月16日 | 天のマナ
  「水を汲んだしもべたちは知っていた」(主に信頼する者)
 小学校の学芸会で劇をしたことを思い出します。何の役だったかは忘れましたが、日曜日でなかったので、母親が観に来てくれました。劇にはストーリー、台本があり、舞台に出る時と場所と役割があります。もし、母親が息子の姿が早く見たいと息子を急かし、出番でもない時に「出なさい」と言ったら、それは行き過ぎた行為です。
 主イエスの最初の奇跡は、水をぶどう酒に変えたカナの婚礼でした(ヨハネ2章1~11節)。喜びの象徴であるぶどう酒がなくなり、裏方をしていた母マリヤは困り、主イエスに業をなしてくれるように頼んだのでした。主イエスは母マリヤに対して、「婦人よ、あなたは、わたしと、なんの係わりがありますか。わたしの時は、まだきていません」と応えました。冷たい答えに聞こえますが、「婦人よ」は丁寧な敬意を込めた言葉であり、続く言葉も、上記した学芸会のことでもわかるように、救い主として自らをあらわす時と場と働きは、限りある人間の考えで決められることではないことを伝えています。その領域は父なる神と御子イエスの計画の中にあり、判断され進められるということです。主権は神にあり、人間の都合ではないということです。だからと言って、人の求めをおろそかにされる方ではありません。水を最高のぶどう酒に変え、救い主としての神の御業をあらされました。
 新型コロナ・ウィルス感染症の拡大が終息(収束)するようにと、私達は切に祈っていますが、「主よ、なぜ収まらないのでしょうか」と思うことがあるのではないでしょうか。私達人間にはわからないことがたくさんありますが、私達のなすべき分は果たしながら、主イエスを信頼し時と御業を待ち祈りましょう。
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