静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教

2008年11月16日 | 説教要約
「人間の弱さにのぞむ神」 使徒行伝15章36~40節

 エルサレム会議も終わり、パウロとバルナバは第二伝道旅行へ行こうとしました。そこで一つの問題が起こります。この箇所より御言をいただきましょう。

Ⅰ 人間の弱さによる問題
 旅のメンバーを決める時、バルナバはいとこであるマルコと呼ばれいるヨハネも連れて行くことを提案しました。しかし、パウロはマルコを連れて行かないと言い、二人の間に激論が起こりました。パウロは迫害の中に行く今回の伝道旅行も厳しいものになるので、第一伝道旅行の途中で帰ってしまったマルコを連れていきたくなかったのでした。バルナバは、マルコにもう一度チャンスを与えることを主張したのです。
 マルコの人間的な弱さの失敗からもたらされた問題です。最高のパートナーであった二人を激論に追い込んだ自分の弱さとパウロはパウロなりに、バルナバはバルナバなりに自分のためを思って激論している二人の思いに、主の愛を感じマルコは砕かれたのでした。

Ⅱ 人間の弱さを神の御業の機会とする主なる神
 神は、この事(マルコの弱さによる失敗)とこの時(激論)を主の御業が現れると機会にしたのでした。マルコは、器が整えられ、バルナバと伝道旅行をし、後に第二テモテへの手紙でパウロは、「マルコはパウロの務めのために役に立ちます」と述べているのです。
 また、この機会を通して、伝道チームが二つになり、パウロとバルナバの関係もさらに深まり、無二の同労者として二人は歩んだのでした。

 神は人間の弱さのゆえの失敗さえも、プラスに変えて、宣教の前進の時とされるのです。万事を益にしてくださる神をほめたたえます。

2008/11/16 説教者 杉本守
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講壇の花

2008年11月16日 | 生花

掲載者:岩崎

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