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太陽の園、総合棟建設へ 定員削減、市街地居住促す
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【伊達】道社会福祉事業団(札幌)は来年度から、市内幌美内町で運営する知的障害者総合援護施設「太陽の園」(前原孝敏総合施設長)の大規模施設整備を始める。現在の運動場に診療所や入所者の個室を備えた総合棟を建設。障害の軽い人は、できる限り市街地で暮らしてもらう方針で、2018年度までに入所定員は現在より70人少ない150人とする計画だ。
同園では、道内各地から入所した12歳から78歳までの220人が暮らす。また、市街地の寮などから通う生徒110人と合わせて330人が、野菜栽培やパン焼きなどの作業に従事している。
健常者と分け隔てなく、障害者が地域の支援を受けながら市街地で暮らす「マチ中居住」の推進に向け、同園は入所定員を2018年度までに70人削減する方針。新施設の定員は150人とし、新施設が完成する13年1月から18年度までは、比較的新しい第2青葉寮(定員50人)も改修して利用しながら入所者を減らしていく。
新たに建設する総合棟は、鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積約8千平方メートル。総工費は未定だが、国と道の補助を受ける。1階に事務所、交流ホールと入所者の居室30室を配置し、2、3階はそれぞれ食堂と60室ずつの居室を設ける。
第1青葉寮と短期入所棟、老朽化した職員住宅などは廃止・解体し、新しい運動場の造成も計画している。前原総合施設長は「伊達市街地で暮らす障害者が今後も増える。市民の皆さんには従来通り温かく迎え入れてほしい」と話している。 (11/06 北海道新報)
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知的障がい者の生活や暮らし、地域移行などをリードしてきた北海道・伊達市にある「太陽の園」が新たな発想で施設づくりを始めるという。
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