夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

氷山の一角?患者の預金を着服?

2006-06-21 10:35:35 | 成年後見(人)関係の事件簿
涌井(西)8勝、福原(神)4勝、一場(楽)5勝、ロッテ優勝!
岩手県花巻市にあるM病院の事務課長心得・A容疑者(48)が1998年から7年間で元女性患者(79)の預金通帳から約1000ま万円を着服し、私的流用した容疑で逮捕される事件が発生しました。A容疑者は1998年12月、家族から患者に対し金銭借用の申し出があったかのように装い、借用書をねつ造、患者の預金通帳から100万円を引き出した。2001年4月にも同様の手口で300万円を着服した。2002年2月頃には他の職員に「年金管理を患者家族に任せるので通帳を返した」と偽り、2005年6月までに預金通帳から十数回にわたって引き出し、約600万円を着服した。2005年9月末に退院する際、家族と預金通帳の管理について認識が食い違い、着服が発覚した。着服金は病院が全額返済し、2005年11月花巻署に被害届を出し、2006年2月にA容疑者を解雇した。同病院は、精神障害の入院患者に家族がいなかったり、家族が遠方にいるなどの場合、家族から依頼を受けて患者の預金通帳を預かり、医療費や日用品の購入に充てている
岩手県では早速、精神科のある病院の行政監査を始めるという。病院や施設等の「金銭管理サービス」の事実は、昔から日常的にあったわけで、特に指導もなく容認してきた背景は問題である。預かる金額の上限を決めるとか、法定代理人を選任する指導をするとか、方法はなかったのか悔やまれる。病院や施設の判断・善意に任せるだけでは問題の根は解決できないと思う。
この際に、判断能力の不十分な方々には「成年後見制度の利用」を義務付ける位の指導・監査をしていただきたい。精神科病院だけでなく、一般病院で長期入院している方の財産管理は?障害者施設の財産管理は?特養&老健等の高齢者施設の財産管理は?グループホーム等地域生活している方々の財産管理は?全く不透明である。この機会に全て監査して、利用者の方々の財産管理の方向性を明確にしていくべきと考える
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